5-11 関数 (4) ―Random 関数―

Delphi が予め定義している関数でよく使うものに、Random 関数があります。Random 関数は、ランダムな数 (乱数) を返す関数です。

【練習問題】

下のようなフォームを持つプログラムを作って下さい。

コンポーネントの Name プロパティは、次のようにして下さい。

コンポーネント Name
スピンエディット SpinEditNumber
ボタン「乱数発生」 Button

ボタンをクリックしたときの命令を、次のように書いてください。

解説

それでは、実行して動作を確かめてみてください。

【基礎課題 5-7】

このようなフォームを持つプログラムを作って下さい。

ボタンを押すと3つのスピンエディットに0から99までの乱数を発生させるようにしてください。

【応用課題 5-1】

デモンストレーションをダウンロード

このようなフォームを持つプログラムを作って下さい。

ボタンを押すと3つのスピンエディットに0から2までの乱数を発生させるようにしてください。
そして、3つの数がそろったら「大当たり!」と表示して下さい。

3つの数がそろっていないときは「はずれ!」と表示して下さい。

【応用課題 5-2】

デモンストレーションをダウンロード

下のようなフォームをもつ、パネルの色が赤/青/黄にランダムに変わるカラースロットマシンをつくります。

色の変わるパネルは、「パネルコンポーネント」を使います。コンポーネントパレットの Standard タブにあるパネルを、フォームに3つ貼ります。

パネルの色を変えるには、Color プロパティの値を変えます。図の枠で囲った部分をダブルクリックするか、下向きの三角形をクリックして、左のパネルを赤に、中央のパネルを青に、右のパネルを黄色に変えてください。

パネルの色をランダムに変えるプログラムを書きましょう。色々な方法がありますが、例えば、0, 1, 2の乱数を発生させて、0のとき赤、1のとき青、2のとき黄にするようにしましょう。

 

Panel1 の色を赤、青、黄色に変える命令は、それぞれ次のように書きます。

Panel1.Color := clRed;
Panel1.Color := clBlue;
Panel1.Color := clYellow;

最後に、色がそろったときには「大当たり!」、そろわなかったときには「はずれ!」のメッセージを出すのも忘れないでください。