8-4 CG 描画ソフトの作成 (1) −複数フォームの用意−

【基礎課題 8-3】

下のように、[描く] ボタンをクリックすると、隣のフォームに点 (10, 20) を起点として長さが 30 の横線を描くプログラムを作ります。

長さが 30 の横線を描くプログラム

まずは、2つのフォームを作り、左側のフォームは「control」、右側のフォームは「display」という名前で保存し、プロジェクトは「kiso8_3_p」という名前で保存してください。その後、次のようにコンポーネントを配置します。

コンポーネントを配置

フォーム コンポーネント Name プロパティ
Form1「操作盤」 「描く」ボタン ButtonDraw
Form2「表示盤」 イメージ ImageField

ImageFieldHeight プロパティと Width プロパティはそれぞれ 100 にしてください。また、Form2Visible プロパティを True にしておきます。

[描く] ボタンをクリックしたときのイベントハンドラは次のようになります。空欄を埋めてプログラムを完成させてください。

※ 作図には MoveTo および LineTo メソッドが必要です。その使用法については、7-4 節を参照してください。

[描く] ボタンをクリックしたときのイベントハンドラ

【基礎課題 8-4】

【基礎課題 8-3】 (Image 上の (10, 20) の位置から右に 30 の長さの赤線を描く課題) をもとに、Yoko という手続きを作りましょう。これを用いると上のプログラムは次のようになります。

procedure TForm1.ButtonDrawClick(Sender: TObject);
begin
  Yoko(10, 20, 30,clRed);
end;

この手続き Yoko の定義は下のようになります。空欄を埋めてプログラムを完成させてください。

Yoko の定義

作成後実行し、動作を確認してください。

※ プログラムを実行するためには、type 部で Yoko を宣言する必要があります。