ここでは、ボタンを押すと音を鳴らすプログラムを作ります。そのためには、音源の入った「????.wav」という名前のファイルを用意する必要があります。取り敢えず今は音が鳴れば何でもいいや」という人は、「C:\Windows\Media\chord.wav」又は「C:\WINNT\Media\chord.wav」などを「kisoa-1」というフォルダにコピーして下さい。この後の説明では、音声ファイルとしてこの「chord.wav」を使います。他のファイルを用意した方は、適宜読み替えてください。
MS-Windows の設定によっては、「????.wav」という名前のファイルが見当たらないかも知れません。そういう場合は、「マイコンピュータ」を開き、「ツール」→「フォルダ オプション」→「表示」で、「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックを外してください。
次のようにフォームを用意してください。なお、メディアプレイヤーは、コンポーネントパレットの「System」の中にあるです。
コンポーネント | Name プロパティ |
---|---|
ボタン | ButtonSound |
メディアプレイヤー | MediaPlayer1 |
コンポーネントの配置が終わったら、MediaPlayer1 の FileName プロパティに「chord.wav」(又は自分が用意した音声ファイルの名前) を入れてください。また、MediaPlayer1 の AutoOpen プロパティをTrue にしておきます。
このメディアプレイヤーというコンポーネントを扱うのはこれが初めてなので、その使い方をヘルプで見てみましょう。MediaPlayer1 が選択された状態で「F1」を押して下さい。ヘルプが出てきます。
「プロパティ」を選ぶと、プロパティの一覧が出てきます。
あとは、ButtonSound のイベントハンドラを書くだけです。空欄には何が入ると思いますか? 前出のプロパティ一覧を見ながら、推測してください。
procedure TForm1.ButtonSoundClick(Sender: TObject); begin MediaPlayer1.________; end;
注意
実行に入る前に必ず、プログラムを (音源が入った) フォルダ「kisoa-1」に保存してください。そうしないと、 MediaPlayer1 コンポーネントが音源ファイルを見つけられず、エラーが起こってしまいます。今の場合 MediaPlayer1 コンポーネントの FileName プロパティに、(パス名を指定せず)音源ファイルのファイル名のみを指定しているため、プログラムと音源ファイルが同一のフォルダ内に存在することが前提になっています。音を鳴らすには
情報処理室では、他の人の迷惑にならないよう、音が出ない設定になっています。音が出るようにするためには、設定の仕方を参照して設定を行ってください。ただし、実習終了後は、必ず、元の音が出ない設定に戻しておいてください。