C-1 SaveToFile, LoadFromFile

【練習問題】

メモに文章を入力して「保存」ボタンを押すと「test.txt」というファイルとして保存する、というプログラム (簡易エディタ) を作りましょう。

このプログラムでは、SaveToFile というメソッドを使います。SaveToFile メソッドは、メモの内容を (つまりメモの Lines プロパティの中身を) ファイルとして保存するメソッドです。「保存」ボタンのイベントハンドラを次のように記述してください。

procedure TForm1.ButtonSaveClick(Sender: TObject);
begin
  MemoMain.Lines.SaveToFile('test.txt');
end;

次の【基礎課題 C-1】に備えて、プログラムをフォルダ[KisoC-1]に保存してからプログラムを実行してください。文章を入力し、「保存」ボタンを押して、「test.txt」というファイルが出来ていることを確認してください。また、メモ帳や秀丸などで「test.txt」を開き、その中身がさっき入力した文章と一致しているかどうか確認してください。

※ 以下の【基礎課題 C-1】〜【基礎課題 C-4】では、ここで作成・保存した「test.txt」がプログラムと同じフォルダ内にあることを前提にしています。もし、新たなフォルダにプログラムを作成する場合には、「test.txt」もそのフォルダにコピーしておいてください。

【基礎課題 C-1】

左のように「読込」ボタンを作り、この「読込」ボタンを押したら「test.txt」というファイルの中身を読みこむプログラムを作ってください。なお、読み込みの為には LoadFromFile というメソッドを使います。LoadFromFile の使い方は、SaveToFile とほぼ同じです。

注意 「test.txt」というファイルが存在しないのに「読込」ボタンを押してしまった場合、エラーが発生します。

【基礎課題 C-2】

左のように「ファイル名」欄を作り、例えばこの欄に「new.txt」と入力されていたら、「保存」ボタンで「new.txt」というファイルに書き出し、「読込」ボタンで「new.txt」というファイルを読み込むようにしてください。

ここまでのプログラムをダウンロード(D)