先輩たちが作ったプログラミング関連Web教材

2003年5月1日更新

T.2001年度卒業生が作った教材

1.CG論(前期)教材Webページ   木本祥晴

 2002年度まで、皆川先生のCG論では前期にDelphiを使ったコンピュータグラフィックスの作成を扱っていました(2003年度よりJBuilderに変わりました)。そこでは、コンピュータグラフィックスのプログラミング課題が課されます。木本君も受講生の一人でした。木本君は、内容に興味を持ちつつも、幾つかの課題プログラムの作成につまづき、先に進めないという経験をしました。このWebページは皆川先生の配布プリントを基に、木本君が理解につまづいた点に独自の解説を加える、という構成で制作されています。「この解説を読めば誰でも課題プログラムを作成できるようになるはず。なぜなら俺でも理解できたのだから・・・。」というのが、木本君の制作ポリシーです。もちろん、木本君自身は、この制作過程を通じて、課題プログラムを全て理解することが出来たとのことです。

2.Delphiによるデータベースアプリケーション作成学習用ホームページ  塩原徹

 DelphiおよびC++Builderでは、データベースアプリケーションを制作するための様々な道具がそろっています(ただし、Professional版が必要です)。ここに、データベースアプリケーションとは、入出力データをデータベースとして管理し、そこから必要に応じて検索や抽出などを行うアプリケーションソフトウェアの総称です。卒業研究レベルでソフトウェアの開発を行う際には、その知識が必要になります。その要領は、幾つかの市販テキストに解説されているのですが、その多くが、

などの、問題を抱えていました。塩原君も、卒業研究時に(なかなか市販テキストの内容を理解できずに)苦労しました。
 そこで、彼は、とにかく手っ取り早くデータベースアプリケーションを作れるようになる、実践的な教材を制作することにしたのです。この教材では、塩原君自身が内容の重要度を星の数で表示しており、学習者がメリハリをつけて学習できるよう配慮している点が特徴です。内容もコンパクトに抑えられています。ソフトウェア開発関係の専門ゼミに進もうと考えている学生は目を通しておくと良いでしょう。

3.C++Builderプログラミング入門  佐々木孝子

 2001年度までは、プログラミングはA(C++Builder)、B(Delphi)と二つに分かれており、大半の学生はそのいずれか一つのみを受講していました。しかし、3年次以降の専門科目の選択によっては、自分が受講していない言語で課題プログラムを作成しなければなりません。佐々木さんはDelphiを受講したのですが、C++Builderを用いた課題を出されたとき、やはり最初は戸惑ったそうです。そこで、彼女は、(Delphiプログラミングを学習した後にC++Builderを学習した)自身の経験を生かして、「DelphiからC++Builderへ」の移行を容易にするための教材を作成してくれました。
 内容は昨年度(2001年度)のDelphiテキストをC++用に修正したものをベースとし、Delphi から移行する際に間違えやすい点に解説をつけたものとなっています。さらに、自身の学習経験から、学習時につまづくと思われる点については、独自のアドバイスを加えています。全般的に、先輩がやさしく語りかけるような口調でまとめられており、彼女の個性が反映された”ソフト”な仕上がりになっています。

U.2002年度卒業生が作った教材

4.Javaプログラミング入門  菊池将吾

 2001年度の佐々木孝子さんの教材に倣って、C++Builderを学習した人が、JBuilderをスムーズに学習できるように制作した教材です。内容は、2002年度のプログラミング・テキスト「C++Builder入門」に対応する形で制作されていますが、スレッドを用いる第6章、そしてアプレットを作成する第8章には彼のオリジナリティがふんだんに生かされています。特に2002年度にC++Builderを学習した人は、これにより、きわめてスムーズにJava言語を学習できるのではないでしょうか。
 制作に当たっては、全体の構成や方針等で森田と幾度か議論したものの、内容に関してはほとんど菊池君独自で完成させました。これは特筆すべき点です。佐藤(友)先生のゼミ生と自主ゼミを行うなど、積極的に学習の場を広げて行った成果がこの教材の完成となって実を結んだようです。なお、自学自習の便宜を考えて、原則として課題には解答がリンクされています。その意味で、2003年度のプログラミング受講生にとっても参考になる点があるはずです。

5.データベースアプリケーション開発  今井健一郎

 2001年度の塩原君の教材同様、Delphiを使ってデータベース・アプリケーションを作成する際の入門書です。ただし、今井君の教材の特徴は、「最短ルートで必要最小限の事項を理解する」という点です。今井君の制作動機は明瞭です。彼曰く、「学生がデータベースアプリケーションを制作する際には、卒業研究など切羽詰まった状況の場合が多い。自分の場合がその典型例だった。その際、基礎事項からじっくり学習する余裕はあまりなく、とにかく必要最小限の事を手っとり早く知りたいはず!ところがその要求に応えてくれる市販テキストはなかった。塩原さんのページは確かに役立った。でも、自分は、もっと短時間で習得できるコンパクトな内容のものが欲しかった。そこで、一通り要領が分かった今なら、そんな学生に役立てる教材が作れそう!」・・・。という事で、この教材の制作に取りかかったという訳です。この制作目的のため、扱う事項を限定しおり、その分、最後に「次のステップのために」という章を設け、さらに進んだ内容を理解するためのガイドを与えています。 さて、教材の制作時間は限られていましたが、その間彼は、まさに不眠不休で執筆に取り組みました。そして、ようやくこの教材が完成した、という訳です。当初の目的がどの程度達成できたか・・・、ぜひそれを実際に学習して確かめて下さい。

6.Delphi オブジェクト指向プログラミング  橋野勇基

 橋野君は2001年度卒業生ですが、2002年度は研究生として残り、ソフトウェアの制作(フリーソフトウェアのサイトに2作品が掲載されています)や、補助員としてプログラングや情報処理の学生指導などで活躍しました。在学生の中には、彼に世話になった人が相当数いるはずです。
 さて、本教材は、在籍中に何か後に残るものを作りたいという彼の要望から生まれました。テーマはオブジェクト指向プログラミングです。教材のコンセプトは、「教材の指示に従ってプログラムを作って行くと、自然にオブジェクト指向プログラミングのメリットを体験・理解できる」という点にあります。ですから、教材の順番通りに学習を進めて下さい。引っかかりそうな所は、解説やアドバイスが張られています。安心して自学自習できるページというイメージで彼は制作したようです。どうか、実際に学習してみて、彼の努力の成果を味わって欲しいと思います。