1−3 プログラムのコンパイルと実行


保存したプログラムを実行してみましょう。

ソースファイルをコンパイルすると、Java仮想マシンが理解できるバイトコードと呼ばれる形式のファイルが生成されます。
コンパイルを行なって実行形式のファイル(実行可能ファイル)を生成するC言語のようなプログラム言語とは異なり、
あくまでJava仮想マシンが解釈できるファイルしか生成されません。


C++Builderとの違い
Javaの場合 C言語の場合
ソースファイル( a.java )



コンパイラ



バイトコードファイル( a.class )
ソースファイル( a.c)



コンパイラ
リンカ




実行ファイル( a,exe )


Javaではコンパイルすることで、はじめてソースファイルからプログラムとして実行できるバイトコードファイルが生成されます。
ソースファイルをコンパイルするには・・・
  • ソースファイルの変更部分をコンパイルするメイク
  • すべてのコードを最初からコンパイルする再ビルド

の、いずれかの方法をとります。実際にコンパイルするには、メニューの[プロジェクト(P)]に用意されている機能を利用します。

コンパイルに関する機能は以下の4つです。
コンパイルの機能 役割
プロジェクトのメイク プロジェクトに含まれる、すべてのソースファイルの変更部分だけをコンパイルします
プロジェクトの再ビルド プロジェクトに含まれるすべてのファイルの全コードをコンパイルする
メイク 内容ペインに表示しているソースファイルの変更部分だけをコンパイルする
再ビルド 内容ペインに表示しているソースファイルのすべてのコードをコンパイルする

基本的に使う機能は・・・
  • プロジェクトのメイク
  • 再ビルド
・・・の2つです。

手順は、プロジェクトのメイク(Ctrl+F9)でエラーチェック → 再ビルド(F9)で実行がいいでしょう。


実行したアプリケーションを終了するには、ウィンドウ右上の×ボタンをクリックします。