第六章 ビジュアルプログラミング応用編
〜スレッド入門〜

☆目次へ戻る  ☆第五章に戻る  ☆第七章に進む


6-1 ストップウォッチの作成
6-2 モグラたたきゲームの作成


学習内容とねらい
 
 本章では連続する処理、すなわち”動き”のあるプログラムを作成します。
Windows3.1では、1つのアプリケーションが無限ループを作って処理を続けると、
システム全体が停止してしまうため、定期的に処理を他に明け渡す必要がありました。

 ほぼ完全なマルチタスクと呼ばれるWindows95が登場後は、無限ループを作って処理を続けても
他のアプリケーションには影響は与えませんが、やはり処理を明け渡さないと、そのアプリケーションでマウスやキーボード入力などの
イベント処理、ウィンドウの移動などができなくなりました。

 そこで、このような処理を行う場合、JavaではC++Builderと同様な処理を行う場合に、スレッドを使用します。
スレッドとは、システム内部で指定した間隔ごとにイベントを発生させるメソッドです。
このスレッドの活用方法を学習すると、プログラムを作るのが楽しくなると思います。