第七章 CG入門

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7-1 paintメソッドについて
7-2 色指定とsetColorメソッドについて
7-3 drawLineメソッドについて
7-4 多角形の描画-drawPolygonメソッド-
7-5 楕円の描画-drawOvalメソッド-


学習内容とねらい

 本章では、paintメソッドが重要になってきます。通常、Windows上でグラフィックスを描画するには・・・
  • 描画先のデバイスコンテキストのハンドルを取得
  • 描画に使うペンの色や太さを指定
  • グラフィックスの描画
  • デバイスコンテキストの復元
  • デバイスコンテキストの解放
という複雑な処理を行う必要があります。デバイスコンテキストとは、Windows上に対応しているアプリケーションや
デバイスドライバ、ディスプレイ、プリンタなどの出力デバイス間のリンクを指しています。
ハンドルとは、このデバイスコンテキストを識別するためにWindowsが使用するID番号のようなものです。

 なんだか難しい話になってしまいました。Javaのpaintメソッドは、Windowsのデバイスコンテキストをカプセル化
したものです。そのため、グラフィックスの描画に必要なデバイスコンテキストに関する細やか処理は、すべて
paintメソッドが行ってくれます。私たちは、これらの難しい処理を意識する必要はありません。ということから、
Javaでグラフィックスを描画するとき、私たちが意識しなければならないのは、“色”と“図形”ということになります。