レポート抜粋(7月21日)−講義全体の感想
<テーマ>
これまで(3ヶ月にわたって)本講義を受けてみての感想を、特にあなたが興味を持った点を中心に400〜800字程度で記述して下さい。もちろん、講義に対する意見や要望を含めても結構です。
<全般的な感想>
- 3ヶ月にわたってこの授業で、プログラミングということについてさまざまな点から、見方を変えたりして、私たちが慣れ親しんでいる"Java"についてはもちろん、こんなにも、たくさんの言語や、処理の方法があるということにとても驚きました。授業では、2つ以上の処理方法を見比べ、どういうメリット・デメリットがあるのかということについて学んだとき、Javaだけではなくて、他の言語にも機会があれば挑戦してみたいという気持ちになりました。
また、日本語で処理ができるプログラムについてなど、もっと詳しいことが知りたいと思い、店頭に並んでいる本を探して、立ち読みをしてきました。こんな本が並ぶ前で立ち読みをすることなんて、この授業を受けていなければ読みに行くこともなかったと思います。言葉の意味ひとつひとつ理解することはできなかったかもしれないけれど、少なくとも、今まであった知識にプラスになったと思います。楽しむのが先か、理解が先かという討論についても、とても面白かったです。毎回、自分の考え方が少しずつ変化していったのがわかりました。こういうことを改めて考えたことがなかったのですが、自分の意見だけではなくて、他の人の考え方もわかるいい機会になったと思います。楽しむのが先か、理解が先かという問題をこの授業で扱うなんて、思ってもいませんでした。先生が一方的に授業をするのではなくて、講義を受けている私たちも、しっかりと講義に参加しているということがわかりました。だから、授業も聞こうという気持ちになれるし、やる気もでます。生徒ひとりひとりの意見が尊重される授業はとても貴重だと感じました。
- 去年は初めてプログラムに触れ、プログラムを組んで実行させる楽しさを学びました。今回の授業では「プログラム言語」を学ぶ楽しさを学びました。プログラムを組む中では使用している言語がどのような経緯で発生し、またどんなユーザーへ向けて発表されたものなのかという疑問は持ち得ませんでした。持つ余裕も無く、ただ言語を理解するので精一杯でした。プログラムに触れて一年の今年。少しはできた余裕の中でプログラムの違う面を覗けたと感じています。
- 前期を通しての感想ですが、本当に面白い講義で受講してよかったと思います。今まではなんとなくプログラムを書いて、なんとなく実行していただけのような気分だったのですが、今回でプログラミングの世界をきちんと覗けた感じがしました。特にみんなそうだと思うのですが、文法派議論はよい刺激になったと思います。人それぞれ考え方が違うからこそ、多くのプログラミング言語があることがよく分かりました。教員にならなくても後々就職したとき、人にプログラミングを教える立場に立つかも分からないので、プログラミングの受け止め方は千差万別であることを胸にとどめておきたいと思います。
- 三ヶ月の講義を終えて自分はプログラミングに対しての知識の無さを痛感したのも事実で、授業のスピードについていくことに必死だった面もありますが、自由度・融通派と厳密文法派の討論など、授業に参加しているのだと意識して講義をうけることにより、とても興味深く講義を受けることが出来たと思います。2年生のときにプログラミングを習いJAVA言語を学んだが、プログラミングの言語には様々な種類と歴史があることをこの講義で学び、さらにプログラミングはまだまだ進化の要素があることも感じることができた。理解が先か楽しさが先かという問題についても講義をうけている人たちの意見をきいてみんな納得できる答えを出しているので、それだけ真剣に講義を受けている人たちがいてこの講義が成り立ったともいえると思います。生徒の意見を重要視してくれて掲示板を作ってくれたりと、森田先生の授業に対する熱意も伝わりほんとにためになる講義でした。これからもプログラミングについての知識は少しずつでも勉強していきたいと思います。来年この講義を受ける人たちも熱い討論ができると良いと思います。
- この講義を受けて、最初から最後まで苦労の連続でした。まず、去年プログラミングの講義を受けたものの、最初のころは講義中に出てくる言葉の意味がわからず、授業後のレポートも言葉の意味を調べながら進めなければいけないので、非常に苦労しました。しかし、途中からの討論では他人の意見を聞けたり、自分の意見を主張できたりとおもしろかったです。去年のプログラミングの講義では教科書の通りにプログラムするだけだったのが、教える側、教えられる側の双方の立場に立って意見を言い合うことでとてもプログラミングに興味を持つことができ、このころから自分から興味を持って講義に参加することができました。 講義のスライドを見ていると、今まで知らなかったプログラムの書き方や、去年学んだプログラムの書き方などが多く出てきて、知らなかったプログラムの書き方ではこんなこともできるのか、と感心できるし、去年学んだものについては思い出すことで復習にもなり、そこからさらに進化していたりすると新しい関心を得ることができました。
- 今回この比較プログラミング言語論という講義を取った事により、実際にJAVAやC言語などを使ってプログラムをして動作を学ぶだけでは分からない、言語の方向性やプログラムの歴史など、一味違う角度から言語を学ぶ事が出来ました。言語進化の方向性で学んだ事の中には、自分が今までプログラミング言語に抱いていた最大の疑問である、「なぜ世の中にこれほどまでにたくさんのプログラミング言語があるのか」という問いに、「言語ごとに処理の得意、不得意があり、全部の機能を持たせ一つに統一しようとすれば、ALGOLのような巨大なコンピュータでしか動かせない言語になってしまう為、言語は万人への普及を目指す道で開発が進められていった」
と言う解答を得る事が出来ました。 プログラムの歴史では単に開発された経緯を学ぶだけではなく、それを全体的に眺める事により今日のSEからのメッセージにあった「進展が激しい分野なので、常に勉強が必要。→ 勉強する人は伸びる。
逆に、勉強をやめた人はそこまでで終わる。」という事の意味を深く理解する事が出来ました。
- この講義で考えさせられた事として、プログラムを教えるということだ。 自由掲示板でも質問したが、何を目的としたかや、何を目的にすればよいかを考え、それを最終目標にした教え方にすれば、常に高いやる気を維持できるのではないか。 あとから学ぶ人教えることを、考えるという機会を持ったのもこの講義のおかげだ。 様々なプログラムのことに、興味を向けさせてもらったこの講義は、後輩にもぜひ勧めたい講義の一つある。
- 半年間比較プログラミング言語論の講義を受けて感じた事は実技だけではわからない(視点を変えて)論理的な事が学べるということだ。それを学んでいく中でもっとも興味を持った事は科学技術の発展とプログラミング技術の発展が比例しているということだ。完成系をさらに発展させ需要に応じてまたさらに発展させ、その過程で学習に適したもの、軍事コンピュータ管理に適したものなどの派生種が生まれてきた。近年、急速に普及しているコンピュータはコンピュータ本体のみでは意味がなく、その中に入れられたソフトがなければいけない。そういったさまざまな需要に応じたソフトも続々と発売されているのでプログラムも高度化し今現在より優れたものが出てくるのも遠い話ではないだろう。 二年のときにプログラミングの講義を受けたが正直たいして面白くもなく興味もなく、できればやりたくなかった。だが、比較プログラミング言語論を受講して基礎的な事を学んでいくにつれ(主にプログラムの歴史)二年のときよりは興味がもてたと思う。
- プログラム言語の歴史を少し知ることが出来て面白かったし、オブジェクト指向についても知ることが出来たし、プログラムを作るときの、なぜこうしたほうが良いのかというプログラムの利点(例えば、クラスを使うことで同じプログラムを何度も書かなくて良くなる、プログラムが見やすくなるなど)がわかるようになってすごくためになる授業でした。
- 俺がこの講義を受けて知ったことは、使用者が見ているのは製作者が作り上げた部分のほんの一部であるということ...そしてオブジェクト指向が進展したことにより状況がさらに重くなったことである。使用者は必要のない部分を知らなくてよいので、使用が楽になり、違うものでもある程度同じような使い方ができる。しかし、知らない部分がある事で、変化に気付きにくいというデメリットも含んでいる。製作者は能力・技術がアップするかもしれないが、製作中は使用者を楽にしようと思えば思うほど苦しみを増大させてしまう。やはり全体を見渡すとデメリットは表に出づらい感じがする。なので利点ばかりが持てはやされ、影の部分が見えにくくなっている。これも大きな問題の一つである。
<色々な言語について学べたこと>
- こういう講義を取らないとプログラムをする機会があったとしても今主流に使われている言語には詳しくなれても古い言語について学ぶことなど皆無だと思います。だから古い言語についての講義は初めて聞くことばかりで楽しんで聞くことが出来たと思います。
- 主要なプログラミング言語の紹介にも特に興味がありました。「聞いた事はあるけど、よく知らない」ということや、Java言語だけしか学んだ事がない私自身としては、他のプログラミング言語がJava言語に与えた影響や、Java言語が成立する過程までには他のどのような言語の活躍と、苦労があったのかという点について多く学ぶ事がありました。このような勉強をするには何か「きっかけ」が必要だと思いますが、この講義を受けてきてその「きっかけ」が作られたという事と同時にその勉強ができたと思いますし、私自身興味があった事を勉強できて良かったと感じています。それ以外にも、プログラミング言語の元になった考え方や、発案者の紹介など、プログラミングに興味がある私としてはとても勉強になる事が多く、この3ヶ月間有意義に講義を受ける事ができ、とても良かったと思っています。
- この3ヶ月、機械語から始まるいろんな言語の性質や特徴を学びました。いままではJava以外聞いたことがほとんどない状態でしたが、この講義のおかげでいろんな言語の存在と、その歴史を知ることができました。講義という形を取っている授業のなかでは、一番充実していたものではないかと私自身思っています。いろんな言語の違い、それぞれの特徴などが少しでも知ることが出来て楽しかったです。
- プログラミング言語の発展についても興味深かったです。これまでのプログラミング言語を一通り、説明してもらい、それぞれの言語がどのような思想の下に作られたと言う説明が面白かったです。
- FORTRANやC++、BASICなど、今までJAVAしか知らなかった自分にとって他のプログラミング言語を知るよい機会となりました。特にFORTRANのサブルーチンについて、クラスの原点がそこにあり、それが現在のJAVAのような他の言語にまで使われていることがわかり、FORTRANという言語の有用性の高さを物語っていると思いました。
<言語発展の歴史について>
- 私が今までの授業で最も興味を持った点は、第2回目の講義の「プログラミング言語発展の歴史」でした。元々私は、コンピュータは科学の学術計算をするために作られたと思ったのですが、授業により世界で最初に作られたコンピュータは米国の陸軍のミサイルの弾道計算のために利用されたものだと初めてしりました。あと私はプログラムに関する研究は20世紀の後半あたりから始まったものだと勝手に思っていたのですが、実際私が生まれる前よりも私の親が生まれる前にもうすでに研究が始まっていたということを知り、とてもびっくりしました。
- の講義を受けてみての感想は、プログラム言語を学習してみて知りたかったこと、例えばプログラム言語の歴史、プログラム言語を扱ううえでの知識などを知ることができてよかったと思う。特に私が知りたかったプログラム言語の歴史には、プログラム言語は、数学者が関わっていたことに驚いた。数学者と開発者の努力があり今の基礎ができたということは、大変興味深かったです。
<小レポートを通じたやりとりについて>
- 毎回、各生徒のレポートを抜粋して、それについて他の生徒から意見をもらったり、自分が抜粋を見て、他の生徒に意見を言うというやりとりがとても興味を持ちました。このような体系は通常の講義では珍しく、まるでゼミを大人数でやっている感じがしました。自分の意見を言う授業は珍しくありませんが、このように「討論」という形は非常に新鮮で、とてもよいと思います。先生と生徒のコミュニケーションを取ることによって、難しいところを解消して、次のステップに進むということができたように思います。講義内容としては難解でしたが、プログラミング言語に対する考え方が、講義を受ける前と後では大きく変わったと思います。完璧とは言えませんがおおまかな全体構造や役割、意味などは少々理解することが出来たのではないかと思います。
- 私がこの講義を受け、特に興味を感じたのは講義の中において先生の話だけではなく、他の学生の考え(レポート)についても知ることができ、自分以外の人の考えや、他の人の持っている知識などについても触れることができることです。実際に講義を受けていて、自分が全く知らない話をレポートの中で出している(紹介)人がいて、そういった自分の知らなかった話を聞くこともできとても参考になりました。また講義の進め方が他の講義と異なり、1回毎に異なる内容についてやるのではなく、何回か同じ内容について行ったり、学生側のレポートを基に講義内容を決めていて、前回の講義の際に出た他の学生の意見に対しての自分の意見をレポートとして提出するのが先生を介して学生同士が本当に意見の交換(議論)を行っているようで、自分の考えと反対の意見やその考える理由などもたくさん聞くことができたので面白かったです。 また講義の中でプログラミングの現状について、本当にリアルタイムの話を聞くことができ勉強になりました。
- この講義の一番いいところは、自分の出した意見が直接講義で取り扱ってくれるところです。講義を聞いてみて、疑問に思ったことや、ここは違うなと思ったことは、すぐメールで送れば、次の週で先生が答えてくれます。生徒の意見を反映して、講義を進めてくれるので、2つの意見がでれば討論という形にもなり、自分の考えを聞いてもらいたいなら、絶好の場になると思います。プログラミングに興味があるなしにあまり関係なく、この討論はなかなか楽しめます。
- この講義では、各テーマに関して、自分以外の意見も見ることができたことが良かったと思います。皆が皆違う意見を持っていて、その意見に共感したり、ちょっと違うなぁと思ったり、また興味深い意見があったりと様々な考えを見て取れることができました。他にも自分ではないのですが、他の学生の意見・要望に答えて講義を進めてくれた先生にも感謝です。楽しんで講義を聞くことがでしました(でもたまに寝てました。すいません)。
- 授業を通して学んだことの他に、授業を通して自分のプログラミング言語に対する疑問などを先生にぶつけることが出来たり、授業を受けている生徒同士で授業のホームページの掲示板や授業を通してプログラミング言語の討論をすることが出来て、授業を受けている生徒にとってとてもやりやすい授業だと思いました。
- 毎回、前回の感想という形で他の人の意見を紹介してくれるのが、とても良い刺激になった。自分では、考えもしなかったことを聞いて、「あぁ、なるほどな」と思うことが多かったです。
- この講義では毎回レポートがあるので、毎回その講義の内容について考えるという機会が与えられていたので、すべてを理解は出来ていないのですが、毎回毎回少しずつ自分の知識が増えているような気分になりました。
<討論について>
- 「プログラム言語討論」は私に新しい視点を授けてくれました。プログラムに取り組む前に、"どの言語を使用するのが最適か?"という前提を与えられ、その表題に対する様々な意見のぶつかり合いと、自分の意見の確立との葛藤でより深くプログラム言語を理解できたと感じています。受講生の皆の意見を聞いて納得したり、譲れない自分の意見を確認する作業は授業の範囲に留まらず、社会に出て企画を任された時に行う作業に似ていると感じ、2度おいしい時間だったように思います。最終的な総括はどの言語を使用するにしても教育の仕方でカバーして学ばせることが最適である。という結果でしたが、熱が冷めた今この結果を見てみると、案外当たり前の結果だったように感じます。双方引かないあの討論があったからこそ「どちらでもない」この結果に落ち着いたのですが、もっと簡単にこの結論に辿り着けたのではないかとも感じました。プログラム言語の製作現場でも色々な討議をし、妥協してそれと信じた言語を製作しては更新されるそんな歴史の中で、画期的な一つの打開策が出るとその歴史もストップするのか?というとそうはならないのが現実で。今回も総括としては一応終止符が打たれましたが、話せばきりがない終わることのない議題だったからこそとても印象深く、楽しめました。
- 約3ヶ月、この授業を受けて一番印象に残っているのは、「初めて学習するプログラミング言語としては、エラーを未然に防ぐタイプのものが良いですか、それとも、記述の自由度が高く融通が利くタイプの方が良いと思いますか?」という質問から始まったプログラミングに関する討論のところです。最初は、この質問にそれぞれが答えて、それで先生がその意見に対する感想を述べたり、どれぐらいの割合の人がこっちを選んでいるというのを解説するだけだと思っていました。だけど、実際はこういう意見を持っている人に対し、賛成か、反対かなどを、またさらに深く追求していくものでした。それを繰り返していくことによって、次の講義では自分の意見に対する他の人の意見が載っていたり、他の人のいろんな意見が聞けたり、または、自分の意見を相手にぶつけられたり、すごく関心の持てるものでした。他の人の意見や考えを聞くことによって、こういう考えもあるのかと思い、自分の意見が変わったこともありました。また逆に、その考えは違うのではないかと思うこともありました。そういった意味でこの授業は、非常に刺激のあるものでした。今までいろんな授業を受けてきたけど、授業の感想を書いて提出して、その意見について、先生が解説する場合はよくあるけど、この授業のように学生同士の意見を聞けるというのは初めての経験だったので、楽しく授業を受けることができました。これからも、一つの意見に対して学生が自分の意見を言い合い、それについて賛成か、または反対かを問う授業形式は続けていってほしいと思います。
- 特に長い時間をかけてやった厳密文法派と自由度・融通派の論争が一番印象に残っています。普段は、なかなかこのように他の人の意見を聞く機会も少ないし、自分では思ってもみなかった意見や、自分の意見に対しての発言などがたくさんあったので勉強にもなったし、おもしろかったです。正直言うと、私は手を挙げて発言したり討論したりするのはあまり得意ではないというか、どちらかというと苦手です。大勢の前で自分の意見をまとめて発表する、というのはどうしても気が引けてしまう部分があります。でもこの講義ではメールを使っての討論で、先生がその意見のタイプごとにわかりやすくHP上にまとめてくださっていて何度も他の人の意見を読み返すことが出来たし、よく考えてまとめてから意見を書くことが出来たので、実際にしゃべって討論するのとはまた違い、じっくりと考えられたのでよかったです。こういう機会が無ければここまでじっくりどちらのタイプの言語の方がどのような点でいいのか、悪いのかということについて考えないまま、なんとなく使っていたかもしれないと思います。
- この3ヶ月間この講義を受けてきて、一番印象に残っているのはプログラミング言語の文法が厳密でエラーを未然に防ぐ厳密文法派が良いか、記述の自由度が高く融通が利くタイプの自由度・融通派が良いかについて自分の意見を書いたことです。これは何週にもわたって行ったということもあり、どんどんと深く考えることが出来たのですごく印象に残っています。私は最初から最後まで自由度・融通派でした。それは自分がこれまで使ってきたことを考えての結果です。このレポートについては今までにもプログラミングを使ってきたことのある私としては、自分が使用するのだったらどちらが自分の力を出せるかという視点で考えられたので、とても興味を持てました。
- この講義を3ヶ月間受けてみて、一番印象的だったのがやはり、プログラミング初心者に向いている言語は何かという議論でした。厳密派と自由派に分かれてそれぞれの意見を出し合い、最終的にどちらがいいのかという結論には達しなかったものの、しかし最後には両方のメリット、デメリットがそれぞれわかりあえたのが、とても印象にのこっています。授業で自分たちの意見が反映されて、それが講義の場で先生が、説明・解説をしてくれていたし、ちゃんと自分も授業に参加しているんだなという風に思えました。 私は、あまりプログラミングには興味がなかったけど、こういう場で自分の意見を出していくのも、なかなか面白いなと思いました。
- 数回に渡って、レポートによって行った「討論形式」の講義の際には「最終的な答え」よりも、「人の意見も参考にし、新たな考え方を知る」という点も重要であり、私自身色々な事を学ぶ事ができたと感じています。これは、授業や大学の勉強だけでなく、実生活や就職後の会社の中などでも今後役に立つものでもあり、とても貴重な体験が出来たと思います。
- この講義で一番面白かったのは、パソコンの上での討論です。普段の講義では、先生、生徒の一方通行の授業が多い中で授業の中での討論は、今まで経験がなかったしとても新鮮な感じがしました。みんなの意見は、とても参考になったし長所と短所も知ることができた。反対の意見には、自分では思いつかないようなこともあったりしていろいろな意見があってよかったです。実習では、わからないような歴史などを知ることができたしこの授業では、得るものは多かったと思います。
- この比較プログラム言語論を受けて自分が特に興味をもった点はプログラミング言語に関する討論でそこでは厳密文法派と自由・融通派のどちらがよいのかという事についてそれぞれの意見交換をした点が一番興味をもったというか印象に残った点です。自分はこの討論において厳密文法派を支持していました。今もこの意見は変わりません。やはりプログラムの記述をする際に始めてやる人にしても記述が苦手な人に対しても文法の記述は自由に書かせるよりも記述が厳しいほうが間違った文法を覚えたまま先に進むより後の事を考え正しい文法の記述を見につけてそれから自分なりに様々な文法に対して簡単な記述にしてみたりと、そこで初めて自由にプログラム言語における文法の記述をしても遅くはないと自分は思います。
- 比較プログラム言語論の講義を全て終えて、これまでの講義内容の中で最も印象深かったのは厳密文法派と自由度・融通派に分かれての討論です。最初はどのような比率に分かれるかと思いましたが、全くの50:50だということに驚かされました。自分的にはどちらが多いとは言いませんが、もう少し差がつくと思っていただけにこの結果は意外でした。僕は最初から最後まで自由度・融通派でしたが、なかには反対意見の人をうならせるくらいのすばらしいレポートもあり、思わず納得してしまうようなことがあったのを覚えています。
- 興味を持ったというわけではないのですが、三週ほどかけて意見を出してもらった、「初学者に最適なプログラミング言語は?」での活発な意見交換が、思い出深くあり、やや残念だったことでもあります。そういう場に慣れないこともあるでしょうが、この件に関しては、建設的なディスカッションで考えてみるべきだったのではないかと思います。この課題は、次年度受講者にも考えてほしいです。
<意見・要望>
- 毎回、次回の講義で何らかの変化がある事を望みながら自分の意見を書く事はすごく大変だったが、自分は議論すると言うことはプログラム言語に関して理解が深まると思いますので、この議論形式の講義は残して行った方が学生側も楽しく授業を受けられると思います。そのほかに、プログラミング言語の歴史はこの講義でしかできないことでもあるので、続けた方が良いと思います。あまり詳しくない人も講義に参加する事になると思うので、議論形式をやるのであれば、プログラミング言語の歴史を理解した上で議論に入るという今回のような講義の進め方でやる事が良いと思います。
- 3ヶ月間この講義を受けて思ったことは、毎回言ってきたとおりやっぱりプログラミングやアルゴリズム論と平行して受けたかったということです。プログラミングを記述するだけ(私が理解できていなかったのでそうなっていたのですが)だったので、わからないまま過ぎていってしまいました。この授業を受けたら少しは理解できるようになり、面白いと感じることができるようになりました。
- ディスカッションするにしても、立場の変化をすぐに反映してやることも大事でしょうから、講義開始時と、講義終了時で、どちらの立場を支持するかを確認してやってはどうでしょうか。