レポート抜粋(6/22)
<テーマ>
本日の講義で、あなたが最も興味を持った点はどのような点ですか?講義の全体的な感想と共に、できる限り具体的に、200字〜400字程度で記述して下さい。
T.FORTRANの発展について
A.分岐・繰り返し処理の改良−GO TO文排除−について
- 今回の講義で最も興味をもった点は分岐処理記述の発展の部分です。発展の課程の中にIF THEN〜 ELSE〜 END IF文の導入によって無駄な文番号が排除(GO TO文の排除)されたことはとても画期的だと思いました。高校の時に分岐処理の問題を解いたことがありますが、その中でGO TO文が出てきていました。文番号を定義し、その番号に飛ぶという文が沢山出来てしまうと何が書いてあるかわからなくなってしまった経験があります。無駄に複雑な部分であったせいかよく間違った記述をしてしまっていました。GO TO文が排除され、そのようなことがなくなった事によって、とても見通しがよくなったということから記述の発展に興味をもちました。
- 今日の講義では、FORTRANの分岐処理の記述の発展に興味を持ちました。初期の分岐処理では、IFとGO TOで分岐処理をしていたが、改良版ではGO TO文を省いたIF THEN〜ELSE〜END
IFという見慣れた形式であり、JAVA言語と同じ感じで、理解しやすいと思います。また、初期のものと(比べて)改良版のプログラムの見易さ・使い易さに驚きました。しかも、改良版が登場するのが70年代に入ってから(IF
THEN文の場合)であり、非常に長い時間が経過して登場してきたということ、プログラミングの世界に長い間、存在していること知りました。一見しただけでは、単にGO TOからIF THEN〜に変わっただけですが、その違いが、非常に大きい役割を果たしていると思いました。
- 今回の講義で最も興味を持った点は「分岐処理の記述の発展」です。・・・(中略)分岐処理の記述では、最初に紹介された方(GO TO文使用)はIFの条件の後にELSE(で行うべき処理)処理が先に記述されて、その後にIFの処理が記述されるというように、記述の順序が逆になっていて見にくいと思います。それに比べて、後に紹介された方はIF THENはIF THENの処理、ELSEはELSEの処理というように、JAVAのif〜else
if〜else文のように条件ごとに処理が分けられているので、非常に見やすくてわかりやすいので、記述方法によってはFORTRANが簡単な言語とも難しい言語とも言えると思いました。自分としては、「初心者の上〜中級者の下」向きの言語だと思います。
- 今回の講義で私が興味を持ったことは今後のFORTRANの発展についてである。FORTRANは最初に作られた頃から色々な改良を加えられ、プログラムの見通しが良くなるようにと発展してきた。それは分岐処理の記述プログラムでIFとGO TOを同時に使用することにより、プログラム自体が自分で理解するにも大変であるということに対し、IF THEN-ELSE-END IF文を導入し、無駄な文番号(とGO TO文)を排除し、ユーザーに対しわかりやすいプログラムを記述させるための改良が加えられたのである。また、繰り返し処理文の記述プログラムでは、DO文を導入し、GO TO文を排除することにより、こちらもプログラムの見通しが良くなったのである。このようにFORTRANは改良を加えまだまだ発展する可能性があるのでその将来性に対して興味があります。
B.一連の発展の流れ(過程)について
- 今日の講義の中で、FORTRANの発展について興味を持ちました。型宣言のない原型から副プログラムが導入され、次に型宣言、文字列型が導入され、どんどん見通しがいいプログラムになっていき、進化し続けているFORTRANに非常に興味を持ちました。また、同じように分岐処理の記述の発展や繰り返し処理の記述の発展にも興味を持ちました。文の導入や排除をすることによって、現在のようにプログラムの見通しがよくなったということがよくわかりました。また、今後もしばらくFORTRANは存続、発展を続けると言われているので、今後どのくらい存続し、どのように発展していくのかが楽しみである。
- 今日の講義を受けて興味を持ったことは、FORTRANの発展してきた過程です。初めは型宣言は無かったが、徐々に改良を重ねてサブルーチンを導入し、そして型宣言の導入、文字列型の導入。そしてIFとGO−TOからIF−THEN−ELSE−END−IF。そしてGO−TOを排除したDo文の導入。なるべく扱いやすく、そして見やすくするために、たくさんの改良を重ねたことが伝わってきた。型宣言を導入した時にユーザーから反発が起きたが、使いたくない人は型宣言を使わなくても実行できるよう、今まで通りのやり方もそのまま出来るようにした。使いやすい方を選べるという意味で2通りあるのは良い事だと思いました。
C.発展(進化)し続けているという点
- 今回、私が最も興味を持った点は発展し続けるFORTRANの重要性、機能性についてです。まず驚いた点は1957年に使用が開始されたことです。ALGOL60プロジェクト以前という点と(当時の技術の度合いはわかりませんが)テレビのない時代、私の父が3歳の時点でこのようなプログラミング言語があったことです。興味を持った点はFORTRANは進化し続け現在もまだ発展しているという点です。1957年に使われ始め現在まで続いているとしたら、よほどポテンシャルが高いか、ニーズを見極め臨機応変な進化を遂げてきたとしか思えません。すごいです。私もFORTRANみたいになりたいです。
- 私が今回の講義で最も興味を持ったのはFORTRANは今も発展、進化し続けているということです。
最初は型宣言のないきわめて簡単な文法規則で数式を書くようにプログラムを書けるという状態のプログラム言語から始まり、時代が進むにつれて、副プログラムや型宣言の導入、そして文字列型の導入とどんどん進化していっていて、長い年月をかけてより高度な言語になっていっているというのはとてもすごいことだと感じた。こんなにも長い間技術者などに利用され、進化・発展してきたのは、やはり最初のFORTRANの原型がとてもすばらしいものであったからであると思う。
- 始めはIBM社バッカスにより開発が開始され、およそ3年後にIBM706に実装され使用開始された。それから次々とFORTRANは進化をし続けていった。このFORTRANは数式を書くようにプログラムを書くことができ、さらに副プログラム(ルーチン)の導入によりプログラムの見通しがよくなった。分岐処理や繰り返し処理の記述では初期の頃はGO TO文を用いていたためプログラムの見通しが悪くなってしまっていたのを、改良し無駄な文番号を排除したりDO文を導入することによってGO TO文を排除でき、それによってプログラムの見通しがよくなっていく。
私はこのようなプログラムの仕組みは一度作られるとそのままかと思い、使いにくいのがあれば違う種類としてまた作られると思っていましたが、このFORTRANに関しては使いにくいところを改良して使いやすいように日々改良されているという事実に興味を持ちました。
- FORTRANは半世紀前ぐらいに開発されたのに進化し続けるというところに関心を持ちました。進化し続けるということはまだ完璧ではないということだと思います。プログラムの開発は奥が深いというのがよくわかりました。
D.長期間(半世紀近く)使われ続けているという点
- 興味を持ったと言うのとは少し違うのですが、まず1957年から現在まで使われ続けていることに驚きました。以前に先生が、「何年もしたら新しい言語が出るかもしれないがJAVAは現在の主流だから教えている」(うろ覚えです)と言うようなことをおっしゃっていたと思います。しかし、それは一般に広く使われている言語の話で、科学技術計算用という限られた人たちが使うFORTRANには当てはまらないのかもしれません。でもFORTRANは性能や設計内容が高く評価されているということですから、いいものは残り続けるのだなと感じました。
- FORTRAN言語についての細かい仕組みはあまりよくわからなかったのですが、スライドの最後に記述されていた、科学技術計算を行う研究者、技術者のあいだで今も使われていることに関心がありました。言語とは常に新しいものが開発されれば、古い言語は使われなくなるものだと思うのですが、半世紀も前に開発された言語が今でも一部の人に使用されているのをみると使い方によっては便利な言語であったのだと思います。
E.型宣言の導入時の経緯について−「厳密文法 vs 自由文法」論争のポイント!?
- 一つのプログラムが、どのように発展していったのか調べたりしたことが無かったので、とても面白かった。特に、型宣言を導入した際にそれまで使っていた研究者が、そんなめんどうくさいものは・・・と言って、従来どおりのやり方も可能にしたという点は凄いと思った。私自身は、型宣言があった方が分かりやすくていいと思うが、従来の形に慣れていた人たちは、従来の方がいいと言ったところに、これまでの講義で意見を言い合ってきた「初めてやるのにふさわしい言語」のポイントが潜んでいると思った。 多分、研究者たちは型宣言でもおそらく出来るんだろうけど「慣れている」ほうがいいと言った。これは、プログラミングを初めてやった人が柔軟な言語に「慣れてしまう」と他の言語に移行しがたくしてしまう原因が潜んでいるかもしれないと思った。「慣れた」もののほうがやりやすいのは、誰にでも明白だし、やってる本人も楽です。よっぽど興味津々か必要に迫られない限り、厳密なものにはあまり触れず「慣れた」ものしかやらなくなってしまうのではないだろうか。
そういう意味で考えれば「慣れ」というものが、学習には大きなポイントになると思った。
- FORTRANの発展を学んで、やはり最初は型宣言をしていなく簡単で便利だったのに、ALGOL60の影響で型宣言をすると「逆に面倒くさい、なぜ今頃」と批判が出たということは、前にJava(BASIC)を学習してからDelphiを学習するか、Delphiを学習してからJava(BASIC)を学習するかという討論の答えそのものだったと思います。
やはり、自由度の高いJava(BASIC)からDelphiでは規則が厳しくなりふさわしくないので、最初はDelphiから自由度の高いJava(BASIC)へ学習していくのがよかったんですね。
F.意見:変数の型宣言の必要性について
- FORTRANは宣言のいらない言語だということにとても驚きました。宣言がいらないということは、それだけ初心者にはわかりやすいとも言えると思うので、とても良いと思います。その後、他の言語の影響なども受けて宣言も必要になったようですが、現在主流になっている言語も初心者がもっとわかりやすくなるために宣言が必要のないようなものができても良いのではないかという意見を私は持ちました。
- 僕は今回の講義でFORTRANの型宣言が無いということに興味が湧きました。僕は今プログラミングを学んでいるのですが、Javaには、整数型や、実数型、文字列型などがあり、その型に今苦戦させられています。あの型が無ければどれほど楽にプログラムが書けるかと思います。いちいち型を変えるための宣言など覚えることが多すぎて大変です。
G.質問
- 今回の講義で、FORTRANは進化していることに非常に興味を持ちました。・・・(中略)サブルーチンや型の種類なども非常にわかりやすく、このFORTRANで科学技術計算以外の目的で、どのようなプログラムが作れるのかなどもとても気になりました。
- Fortranは・・・(中略)、ユーザが科学技術計算を行う研究者や技術者に限定されているのはなぜなのだろうか?
- 研究者の間でしか使われていないらしいけど一般人には使えないのだろうか。どういった部分で一般人向けではないのかが気になった。
- FORTRANにはJAVAのように、while文やswitch文といったfor文やif文に関連した文法は無いのでしょうか?
U.LOGOについて
A.存在に驚き
- 『始めは基本概念うんぬんよりもまず自分の思いどおりにやってみて、実行できるのが一番でポイントはやらされるのではなく、自分で考えて失敗して理解していくというところにあります。』、『最初はプログラミングを「学ぶ」というより「遊ぶ」という感覚で初心者にも抵抗が少ないという点だと思います。』、その意見のすべてを満たした言語LOGOというものがあり驚きである。
日本でも小中学校で導入されている。LOGO言語はコンピュータを(自分の考えで)動作させるので、コンピュータに対する抵抗がなくなる。→やらされるものではなく、自分が動作させるものだという(能動的)意識が自然に身に付く。ということは実際自分の考えたものがどのようなやり方でそのような図が作成されたかが理解しやすいだろう。プログラミングを始めるとしてはうってつけの言語だと思った。
- 本日の講義で、あなたが最も興味を持った点はどのような点かについて、今までの論争について語られてきた数々のメリットを追求した言語、児童教育用言語LOGOというのがあるというのが興味ありました。
LOGOは、遊びの要素(楽しみながらやる要素)が重要発想や想像力を発展させるツール(道具)として有効。コンピュータを(自分の考えで)動作させるので、コンピュータに対する抵抗がなくなる。つまり、やらされるものではなく、自分が動作させるものだという(能動的)意識が自然に身に付く。日本でも小中学校で導入の実績あり。やはりこういう子供向けの言語も作られていたのですね。
B.主体的(能動的)に取り組める点に注目
- 今回の授業の中で一番興味を持つことが出来たのは「LOGO」です。特に能動的ということが重要だと考えます。何かを向こうから与えてもらうのではなく、自分から向かう意識が必要であるということ、また、概念という大まかなところから入っていけることがすばらしいのではないかと思いました。私たちが何かを勉強しようとか練習をしようというのは能動的行動であり、技術や能力を習得する際に必要不可欠であるという点があるところです。だけど、今まで「LOGO」の存在を知らなかったです。
- 私が今回の講義で最も関心を持ったのは、参考として取り上げられていた児童教育用言語LOGOです。このような言語があることは初めて知りました。子どもたちがパソコンへの興味を持つためにとても良いと思います。「やらされるものではなく、自分が動作」させるものだという意識が自然に身に付く」とありましたが、これは非常に大切なことだと思います。やらされているという意識が少しでもあれば、今後続けたいという意識も薄れてしまうものです。遊び感覚で楽しみながらできれば、コンピュータに対する抵抗もなくなり、親しみやすくなると思います。まだコンピュータが普及していなかった時にはそれほど有効ではなかったのかもしれませんが、現在はコンピュータ社会ですし、これからますます発展していくと思われるので、子どものうちからコンピュータに接する機会を作るためにも、このような言語はもっと広げていくべきではないのでしょうか。
- 今回の講義はFORTRANについてだったのですが、私はFORTRANよりLOGOの方に興味を持ってしまいました。LOGOは児童教育用のプログラミング言語とのことですが、プログラミング初学者に遊び感覚でLOGOから学び始めるのもありかなと思いました。講義スライドでも書いてある通り、「やらされるものではなく、自分が動作させるものだという意識」というのが大事であるというのに共感しました。
C.発想力や創造力を高める点に注目
- 今回の講義で興味を持ったことは、児童教育用言語LOGOです。私たちは、子供と同じように基礎の基礎から学んでいったほうがいいのではないかと思います。初心者も子供と同じように簡単なものから楽しくやっていったほうが、理解しやすく興味を抱きやすいのではないかと思います。また、記述されているとおり、私たちの創造や発想を高めやすいものであると思います。私たちは理解しないまま、プログラミングして結果を眺めていることがあります。しかしこれならば、自分で考える力が付くのではないかと思います。やはり楽しい方が学ぶ気持ちが高まると考えますし、理解しやすいと思います。
- 私が今日の講義で一番興味を持ったのは、児童教育用言語LOGOです。児童教育用ツールとして開発され、遊びの要素を交えて様々な概念を獲得したり、発想や創造力を発展させるのに有用とされてるということです。それは、とても良い事だなと感じました。幼い頃から、パソコンに慣れ親しみ、考える癖を植えつける。それは、これから先のコンピュータ時代に活躍できる人材を育て上げる重要な働きかけになることでしょう。
D.コンピュータに対する抵抗感をなくす点に注目
- LOGOというものはとてもすばらしいものだと思った。小さい子達は発想も想像力も豊かだし絵を描くように表現していけるのではないのだろうか。このころからプログラミングに対する抵抗などをなくしていくのはとても大切だと思うし、遊ぶというところから触れていくことでどんどん知識になっていくと思う。ある程度の年齢になってから基礎を学んでいくよりも、プログラミングはどういうものなのかという事を小さい頃から理解していると現代よりももっとコンピュータというものを使いこなせる人口が増えるのではないだろうか。そしてこれからの社会に対していろんな可能性をうみだしていくのではないかと思う。
- 私が、今日の講義で最も興味を持った点は、児童教育用語LOGOです。このLOGOの特徴であるコンピュータとの対話形式でプログラミングできるというのに興味を持ちました。確かにこのようなプログラミングなら子どもでも遊びながら出来るし、発想や想像力を十分に鍛えることが出来ると思う。大人でも初心者ならコンピュータを使いこなすのに時間がかかるが、子供なら興味を持ち、かつ楽しみながらできるので、すぐに覚えることも出来る。さらに子供の頃からプログラミングに慣れていけば、もっとプログラミングの視野が広がり良いと思う。
E.タートルグラフィックス使用経験者より
- 自分が今回の講義で最も興味を持った点はタートルグラフィックスについてです。
自分は中学の頃にタートルグラフィックスかどうかは分かりませんが、これに似たプログラムで遊んでいた記憶があります。画面上に亀がいて命令して動かすというものでした。当時まだパソコンをあまり慣れていなかった自分にとっては命令したとおりに動くというのがとても新鮮に感じていました。なんで、そういう風に動くのだというのはその当時考えもしませんでした。プログラミングを勉強していくことで昔に接触していたモノが再び現れてさらに興味をましました。(使用経験者)
F.疑問
- 今回の講義で一番興味をもった点は、児童教育用言語LOGOです。「コンピュータを(自分の考えで)動作させるので、コンピュータに対する抵抗がなくなる。→やらされるものではなく、自分が動作させるものだという(能動的)意識が自然に身に付く。」というのが非常にいいと思いました。ただしかしこれをアメリカや英語圏の子供たちならいいですが、日本の子供には小さいころからこうやって英語を使ってやるというのは少し厳しいかもしれません。だからこのLOGOが日本語でうてるようになればもっといいとおもいます。
- 今日の講義を聞いてLOGOに興味を持ちました。自分の考えで動作させることができ、エラーも出ないから楽しめるし、コンピュータに対する抵抗はなくなるだろうけど、すべてのプログラムを自分で決めるから、この言語から学べることはほとんどないと思う。もしLOGOの次に他の言語を学ぼうとしたときにエラーが多くて嫌になると思う。LOGOは理解の前に楽しさを感じることができる言語だけど、先に楽しさを覚えてしまうと、他の言語へのやる気がなくなって、次のステップに進むのが難しくなってしまうと思う。他の言語を学習しないならいいと思うけど、本格的にプログラムを学ぶならLOGOから学習するのはやめたほうがいいと思う。
G.LOGOのその後は?
- 私が今日の講義で最も興味も持ったのはLOGOです。前回両方の言語のメリットを持った言語はないかと考えていたら、LOGOという言語はそれがあるというので、興味を持ちました。先生が紹介した後LOGOについて調べてみたら、LOGOは日本でブームがあったがあまり普及せず、ブームが過ぎた後レゴでLOGOが使われていることも知りました。とても面白そうな言語なのにLOGOができたのが早すぎてあまり普及しなかったとあり、すこし残念な気がしました。LOGOのタートルグラフィックスはぜひ一度やってみたいと思いました。
- 結構古い言語なのでLOGOの現状が気になって調べてみました。FORTRANやその他の言語が進化・発展していったように、LOGOも進化・発展して派生言語や応用方法が誕生していました。特に面白いと思ったのは「ドリトル」です。「ドリトル」はLOGOに現代的なプログラミングの概念を取り入れてあり、なおかつ「なでしこ」のように日本語でプログラミングができるという言語です。児童教育用言語としてより素晴らしい言語になっていると感じました。
V.Delphi vs BASIC 論争について
A.論争を振り返っての感想
- 今回の、講義の中で一番興味をもてた事は、やはり前回のレポートの意見が分かれていたということでした。なぜ、それにしたかというと、この問題そのものが私自身興味のあることだからです。この問題で私の意見は、自由文法派でしたが、私と同じ意見を持っている人たちの意見は、やはり受け入れやすいです。反対の意見ですとどことなく受け入れにくい部分はありますが、納得できる部分もあり非常に面白かったです。
- BASICとDelphiの比較についてみごとに半々になりました。Delphi派の意見は私とおんなじ様な考えでした。基礎を身に着けることが重要などでした。BASIC派の意見はプログラミングの楽しさを知る。自主的に自分の考えで学習するようになる。などでした。いろんな意見を見てもメリットもありデメリットありといった感じになっていました。私はこれを見て最初から否定とかしないでいろいろ試してみることが大切なのではないかと思いました。
- 数回にわたったプログラミング言語に関する討論について、各言語の長所・短所などと、自分とは異なる色々な主張を聞くことができて楽しかった。「本格的にプログラミングを学ぶならミスを防げる厳密文法からだ」「いや、融通の利く自由文法からだろう」との感じで、討論が進んでいったが、回が増すにつれてだんだん内容がコアになってきて、そこまで考えているんだと感心してしまうことが何度もあった。最終的に「初心者にDelphiとBASIC、どちらを勧めるか?」という質問についても、ちょうど回答が半分に分かれたという結果にも驚いた。これまでの議論を振り返ると、単に意見を対立するのではなく、お互いの言語の長所・短所を理解しつつ「こうしてみるのはどうか?」というような意見のほうが目立っていたと思う。人それぞれ価値観や考えが違っているので、結局どれが一番いいのかという結論を出すのは簡単ではないかもしれないが、それを前提として議論が行えたのは、いい勉強になったと思う。
B.興味を持った意見へのコメント
- 前回のテーマの1で私はDelphi派だったんですが、BASIC派の意見でプログラミングの可能性を潰したくないという意見が書いてありました。この意見に少し賛同できるかなと思いました。ここ10年でパソコンが急激に普及しだし、プログラミングに興味を持つ人も少なくないと思います。そこでより文法が簡単なBASICをやりそこでプログラムの楽しみを知りそこから違う言語などを学習する。そこでたくさんの可能性ができるのかなと思いました。
- 前回のレポートを読んでの感想はBASIC派のXの「自主的に自分の考えで学習するようになるから」という意見には自分も面白いと感じました。「やらされているのでは内容も理解できないので楽しくない」「結果的にプログラムがぐちゃぐちゃになってしまっても自分で考えたことなので、内容は理解しているということが、今後につながり興味を持つことができるのではないか。」「自分で考えて失敗して理解していくというところにポイントがある」このような意見は自分が考えつかなかったので新しい考えだと思いました。
- 私が本日の講義で興味を持ったというよりなるほど「そういう考え方もあるな」と思ったことは、「BASICには制約が少ないので初心者の人が自由に打ち込むことができる。自由ということは考えなければならなので、結果的にぐちゃぐちゃになってしまっても、それは自分で考えたプログラムなので内容は理解しているということが、今後につながり興味をもつことができるのではないか。ポイントはやらされるのではなく、自分で考えて失敗して理解していくというところにある」という意見ですが、BASICは一見すごく自由で初心者に向いているということしかわかっていませんでしたが、逆に自由ということはただ単に好き勝手にできる反面自分で考えなければできなく、全て自分の責任で行われるということで実に核心をついた意見だと思いました。
C.補足意見
- 「発想の実現性」が重要といった者ですが、もう一ついえば「ソースの配布」ができる。というのも重要だと思います。
(先生は知っていると思いますが)Windowsでのプログラミングだとバイナリだけでもあんまり文句は言われません。が、Linuxでプログラミングしているとき(私は)GPLにそって作っているので、バイナリだけでなくソースだけで配布することもあります。ソースだけだと自分でコンパイルしなければなりませんが、GPLにそって作っている以上自由に書き換えて改変したものを再配布できます。 ようは、他人が見ても「分かりやすいソース」である必要があります。他人が見て分からないもの(ようするに汚いソース)だと、せっかくバグを発見して書きかえてくれる人がいても、汚いソースだからめんどうくさいと言われることもあります。誰かがやってくれると自分が思いもつかなかったバグの回避方法がわかったり、ソースが公開されていると他の人の優良なプログラムから勉強もできます。 まさしく、再利用性の高さが問題になります。JavaやC、C++でも見づらいと言われるのに、BASICならもっと言われるでしょう(Visual BASICはほとんどやったこと無いのでよく知りませんが)。こういう意味でも、Delphiのほうを勧めたい。
W.「理解が先か、楽しさが先か」論争について(補足意見)
- 前回のレポートのテーマ2について、まず全体で約70%の人が「理解できたから楽しくなる」という意見に賛同していることに驚きました。私の考えはその逆なのですが、はっきり言って70%の人の考えが理解できません。前回のレポートで提出したとおり、プログラミングだけでなくすべてのことにおいて、私は「楽しいから理解できる」のだとおもいます。
- 私は前回のレポートで「楽しいから理解度が上がる」のほうの意見を書いたと思うのですが他の人の意見を読んでみて「理解できたから楽しくなる」という方にも一理あると思いました。やはり始めの頃はみんなプログラムなんて全く理解できない人がほとんどだと思うし、やっていて楽しく感じないと思いますが、だんだんわかってくるうちに面白みを感じてくるものだと改めて思いました。
- 前回のレポートを読んでのコメントですが、今日の講義を聞いて確かにその通りだなと思わされたのは、ただ打ち込むだけで実行できてそれが、上手くいったら(それだけで)楽しいと思うことは私もありません。その実行した内容を理解した上で実行して、上手くいけばそれは嬉しいし楽しくもある。やはり私は楽しさよりもまず理解が先だと思います。
- 前回のレポートを読んで理解が先か、楽しいと思うのが先か 実際 両方あると思いますが、先日SAを受け持つ生徒が、
「出来た!」という喜んだ表情 「なんとなくわかった」と曇った表情
「理解できた!」とすっきりした笑顔
やはり、理解できたときの表情が一番輝いていたと思うので、理解ができ、自分でプログラミングの見通しをつけ学習していくのが力をつけるよりよい道だと思いました。
- 理解ができたから楽しくなる、楽しいから理解度が上がる、前者と後者は全く同じ事なのではないのでしょうか。最終的には、理解できているのであれば・・・理解できた=楽しい、楽しい=理解できる、どちらとも等しいと思います。ただ、順序が違うだけであって、結局は同じ事を言っているのではないのかなと感じました。つまり、理解して楽しくなるから向上心があがる、楽しいから理解して向上心があがる。前者も最終的には楽しいから理解して、向上しているのだと思います!
全般的な感想
- 今日の講義は色々な人の意見を聞けたし児童教育用言語LOGOというものがあるということも知りとてもためになったと思います。
- まず、これまで行われてきた論争についてですが、大変面白いものでした。自分だけでは気づくことの出来ない意見など、様々な見解が、自分自身の視野を広げてくれたと思います。授業で数回に渡ってこのような論争を行うことはなかったので、今後もこのような機会を増やしていただけると授業にも深い興味を持って取り組むことが出来ると思いました。
- 講義全体の感想としては、講義の進め方は今のままでよいと思います。レポートを何かの意見的なことをきいてそれに対してどうなのか?など賛同や反対意見などのほうが良かったと思います。
- 今回の講義では、自分にとっては馴染みの無いプログラム言語であるFORTRANについて、開発過程、文法規則、記述方法とその改良など、FORTRANの仕組みが少しわかりました。FORTRANはその名前の印象と記述の見通しが良くないことなどで、難しいプログラム言語だと思っていましたが、文法規則は簡単で記述のルールが飲み込むことが出来れば、思っているほど難しくないのではないかと思いました(「かなり難しい→少し難しい」に難しさの印象が変わりました)。