i は何回目の繰り返しかを数える変数です。これを文法用語では「制御変数」と呼びますが、ここでは分かりやすく「カウント用変数」と呼びましょう。■C++Builder 文■beginFor 〜 ■C++Builder 文■endNext の間を1回実行するたびに、i は1つずつ増えます。この性質を利用すると、自然数の和などを簡単に求めることができます
■C++Builder 画像■次のようなフォームのプログラムを作ってください。(最初の値は「0」にしておいて下さい。)
コンポーネントコンポーネントコントロール | NameNameオブジェクト名 |
---|---|
上のスピンエディットスピンエディットテキストボックス | ■C++Builder 文■SpinEditResultTextResult |
下のボタン | ■C++Builder 文■ButtonCalcCommandCalc |
このプログラムで 1+2+3+4+5 を計算させて結果を表示させます。下線部を埋めてください。
procedure TForm1.ButtonCalcClick(Sender: TObject); var i: Integer; begin for i := 1 to 5 do begin SpinEditResult.Value := SpinEditResult.Value + ; end; end;
Private Sub CommandCalc_Click() Dim i As Integer For i = 1 To 5 TextResult.Text = TextResult + Next End Sub
■C++Builder 画像■上のプログラムを改良して、5
までではなく任意の数までの和を求める (どこまで足すかを指定できる)
プログラムを、forforFor 文を使って作って下さい。
■C++Builder 画像■2+4+6+8+…
を計算するプログラムを、forforFor
文を使って作って下さい。
■C++Builder 画像■1+3+5+7+…
を計算するプログラムを、forforFor
文を使って作って下さい。(最初の値は「0」にしておきます。)
左のピラミッドは、1番上の段は石が
12=1 個、上から2段目は 22=4 個、上から3段目は 32=9個です。このピラミッドが5段になったときの石の個数を求めるプログラムを作りなさい。
また、このプログラムを改良して、
■C++Builder 画像■![]() ![]() |
ピラミッドの段数を入力して「計算」ボタンを押したら |
■C++Builder 画像■![]() ![]() |
答を出力する、というプログラムを作って下さい。 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
2 | 4 | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 |
3 | 6 | 9 | 12 | 15 | 18 | 21 | 24 | 27 |
4 | 8 | 12 | 16 | 20 | 24 | 28 | 32 | 36 |
5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 45 |
6 | 12 | 18 | 24 | 30 | 36 | 42 | 48 | 54 |
7 | 14 | 21 | 28 | 35 | 42 | 49 | 56 | 63 |
8 | 16 | 24 | 32 | 40 | 48 | 56 | 64 | 72 |
9 | 18 | 27 | 36 | 45 | 54 | 63 | 72 | 81 |
右は、かけ算の九九表です。この全ての数の合計を求めるプログラムを作って下さい。
ヒント 例えば、1行目(1番上の横の並び)の和を求めることはすでにできるはずです。これに、2行目、3行目の和を順次加えて行けばよいのです。
すると…
最終的には「4-2 if 文の中の if 文」のように「forforFor 文の中の forforFor 文」という形になるはずです。
これができたら大したもの!