1−2 コンポーネントのNameプロパティ


 すべのコンポーネントには、「Name」プロパティがあります。 
Name
プロパティの値は、そのコンポーネントの名前を表します。
プログラムの中からコンポーネントを参照するときの重要な手掛かりになります。

 コンポーネントをフレームに貼ると、「jTextField1」「jTextField2」「jLabel1」「jLabel2」など、
コンポーネントの種類と数字を組み合わせた名前が、自動的につけられます。

 コンポーネントのNameは自分で自由につけることもできます。
また、Javaが自動的に付けた名前をそのまま付けても問題はありません。

しかし、コンポーネントの数が多くなってくると、どれが何を表すコンポーネントかがわかりにくくなります。
そのことを考慮し、コンポーネントがどのような役割を果たすのか考えて、
できるだけわかりやすい名前を付けるようにしましょう。

注意 
 「Name」プロパティの名前は何でもよいのですが、1つのフレームの中では、
コンポーネントに同じ名前をつけることができないので、注意してください。

以下では、説明の都合上「Name」を指定する場合があります。


基礎課題

下のようなフレームを作ってください。
 構造ペインを見ると・・・フレームと、フレーム上にあるコンポーネントが表示されています。ボタンが1つ、テキストフィールドが2つあることを確認してください。
  ここで、ボタンと、2つのエディットのNameプロパティを次のように変えてください。
コンポーネント Nameプロパティ
「コピー」ボタン jButtonCopy
上のテキストフィールド jTextFieldForm
下のテキストフィールド jTextFieldTo

もう一度、構造ペインを見て、何が変わったかを確かめて下さい。
基礎課題の解答