得点分布は次の通りです。
グラフより、20〜29にピークがあることが分かります。そのため、平均点は第1回の62.5から46.0へ大きく下がってしまいました。内容としては難易度が上がるので、ある意味で自然な結果ですが、この結果には普段の学習姿勢が反映されているように思います。この点を確かめるため、平均点の50点以上のグループ(上位グループ)とそれ未満のグループ(下位グループ)とで、課題の提出状況等を比較してみました。下表を見て下さい。ここに、理解度確認テスト完全実施率とは、テスト範囲の5つの単元を行った学生の割合を示したものです。
応用課題提出数 | 理解度確認テスト完全実施率 | |
上位グループ | 13.1題 | 65.0% |
下位グループ | 7.7題 | 48.2% |
この結果から明らかなように、下位グループはやはり普段の課題の取り組み方に問題があるようです。逆に言えば、地道に学習に取り組めば一定のレベルには到達できる事を示唆しています。次年度、「データ構造とアルゴリズム論」を履修する人は、この結果を参考にして、今回の「プログラミング」に増して演習課題に集中して取り組んで欲しいと思います。