第1回テスト結果(11/12実施)

得点分布は次の通りです。

 得点分布を見ると、平均点をピークとする分布ではなく、平均点あたりを分岐点として、それ以上とそれ未満の二つのグループがあるように見えます。そこで、この2グループの違いは何かを調べてみました。下の表を見て下さい。

   基礎課題数 応用課題数  理解確認T実施率 
 60点未満グループ 38.71題  1.53題  37.5% 
 60点以上グループ 44.95題 4.30題  95.0% 

この表を見ると、上位グループと下位グループで、課題提出数および理解度確認テスト実施率に大きな差があることが分かります。基礎課題については、目標進度が45題に対して上位グループはほぼ全課題を提出しているのに対し、下位グループでは、6題以上未提出課題があります。応用課題についても、上位グループが学習範囲中5題ある応用課題中、4題以上提出しているのに対し、下位グループは2題未満です。さらに、理解度確認テスト実施率にも大きな差があります。ここに理解度確認テスト実施率は、4種類のテスト全てを受験していれば100%、2つを受験していれば50%という形で算出しています。自主性が重んじられるこれら(応用課題、理解度確認テスト)へ取り組む姿勢が、理解度に反映されていると言えます。成績が良くなかった人は、今後の挽回を目指して後半の学習に臨んで欲しいと思います。参考までに、応用課題の提出数とテスト成績の関係を調べてみました。次のグラフを見て下さい。

このグラフより、学習範囲中の全応用課題(5題)を提出している人と、未提出の課題がある人(4題以下)との差が顕著であることが分かります。全課題を提出している人は、きちんと自己管理して目標進度に沿って学習を進めている人であり、そういう学習姿勢が理解度向上のポイントなっていると考えられます。今回あまり応用課題に取り組まなかった人は後半は意識的に応用課題に取り組むようにして下さい。
 最後に、理解度確認テストをどれだけ行ったかも成績に大きく影響しています。次のグラフを見て下さい。これは、4つの単元の中でどれだけ理解度確認テストを行ったかということとテスト成績の関係を調べたものです。

これを見ると、応用課題の場合と同様、全ての単元をきちんと実施しているかどうかで、顕著な差が現れています。やはり、(応用課題と同様)中途半端にやるのではなく、テスト範囲の理解度確認テストを全てしっかりと行うという学習姿勢が重要です。今後も学習進度に応じて、理解度確認テストをしっかりやって行くようにして下さい。