新しい規格のHDDと古い規格のHDDの違い

2010年現在では、S-ATA規格のインターフェースのHDDが主流ですが、実際に稼働しているパソコンやサーバでは古い規格のHDDが搭載されいて、少なくとも数年間は使用されることでしょう。

すると、メンテナンスを任されたパソコンに古いHDDが搭載されていもあわてないように、それらを知っておく必要があります。

上の図は、3つのHDDの背面側が写っています。上が一番古くIDE(≒ATA)規格のインターフェースが搭載されています。電源のコネクタは4つのオスとメスを接続する形式のものです。真ん中のものはS-ATA規格が出始めたばかりのもので、電源のコネクタが従来のものと新しいもの2つ搭載しています。これは、古いシステムで新しい電源のコネクタがない場合を想定したものです。一番下が2010年に販売されていたものです。古い形式のコネクタは無くなっています。S-ATAの形式の方が接続や取り外しが簡単です。

上の図は、新旧のHDDとそのインターフェースケーブルを比較したものです。左が古いIDE規格のHDDとそのインターフェイスです。HDD側のコネクタは細い金属が何本も出ていてケーブル側に同じ数の穴があり、差し込む方式でした。この形式では、差し込むときに細い金属の棒を曲げてしまうことが良くありました。右が新しいS-ATA規格のHDDとそのインターフェイスです。接続で、故障が起きるリスクは少なくなり、また線が細いので取り回しが容易になりました。

上の図は、S-ATA規格のHDDにインターフェースと電源のケーブルを差し込んだときの図です。電源のコネクタが2種類ある時は片方だけに接続します。上の図では、古い形式の電源のコネクタは空いたままになっています。