2011年度時点で最新のパソコンの組み立て方を紹介します。
必要な部品の箱です。DVDドライブだけ写し忘れたので写真にはありません。
ケースの箱です。
ちょっと大き目のケースです。場所はとりますが作業はし易いです。
最近のケースでポイントはUSB3用のポートがあることです。青いポートがそうです。USB3は以前のUSBに比べて高速なのでぜひ欲しい機能です。
ケースの蓋を開けて側面から見た図です。
電源は、CPU、マザーボード、そして、どの程度の機器を接続するかによって必要な機能が決まります。ワット数と効率両方を考慮して余裕のあるものを選択します。
ケースの指定された位置に取り付けます。
まず、ねじを軽くねじ込んで仮止めします。
次にケースを本来の状態に置きなおして、ねじを締めてガタガタしなくなるように固定します。ただし、あまり強くねじ込む必要はありません。
CPUと並びパソコンの基本的な性能を決める重要な部品です。CPUとマザーボード(以下MB)には装着できる組み合わせがあるので、必ず装着可能か確認します。CPUが決まると利用可能なMBがきまり、MBが決まると利用可能なCPUが決まります。
ケースに付属する足用のねじでMB背面とケースが直接触れないようにします。絶対に忘れないようにしましょう(ただし、必要のないケースも存在します)。
円柱状のものは足用のねじを+ドライバーで締め込むための工具です。ケースに付属していました。付属していない場合はペンチ等で閉めこみます。
ケースに足をつけた状態です。
ケース背面の端子のカバーです。このカバーは必ずMBに付属しているものを使います。ケースにカバーがついている場合がありますが、たいていMBの端子の配置と合いません。
この作業を忘れると、MBに必要なケーブルをさせなくなったり、カバー自体の装着を忘れると、後ろにホッカリと穴が開いた状態になり見栄えが悪くなるだけではなく、端子の抜き差しのときに、MBに想定外の力が加わり破損する可能性が増えることがあります。
性能はもちろんですが、定期的に形状が少しずつ変化しています。
これまでのCPUは背面に多数の細いピンを持っていましたが、このCPUはピンではなく金属の接点が多数あるものになっています。ピンを折って破損する可能性はなくなります。
マザーボードのソケットにCPUを取り付けます。CPUとMBの説明書をよく読んで完全に理解してから作業しましょう。
CPUを取り付けたらその上からクーラーファンを取り付けます。このCPUはファンが別売りでした。ファンは必ず必要ですので、購入するときには注意してください。
メモリの取り付けは、昔からほとんど変わりありません。
向きに注意するのと、MBによってはメモリの枚数と挿し方に指定があることがあるのでよく説明書を読みましょう。上の図ですでにメモリは装着されています。
MBとメモリにも装着可能なものとそうでないものがあるので、購入する前によく確認する必要があります。
MBに画像出力がない場合はビデオカードが必要です。
現時点ではDirectX11に対応したものが良いでしょう。
MBの指定された位置に取り付けます。現在のビデオカードは、電源のケーブルを接続する必要があるものがあるのでよく説明書を読みましょう。
ケースのスイッチやランプとMBを連動させるための配線を行います。MBとケースの説明書をよく読んで正しい向きに配線します。
最低限の部品がついたので、起動して動作を確認します。
CPUの温度、メモリの容量、ファンの回転数などを確認しましょう。
最近のBIOSはかなりカラフルでマウスも使えます。
この例では、補助記憶装置をHDDではなくSSDにしています。SSDは半導体なのでディスクが高速回転するHDDのように物理的に動作することはないので振動に強く高速です。
HDDより小さいので専用のケースに入れて装着します。端子はHDDと同等です。
この性能のPCではBru-rayドライブのほうが良いかもしれませんが、ここではDVDドライブを装着しました。用途に応じて選択します。
OSをインストールしてしばらく動作チェックをしてから、本番稼動させます。初期不良があるかもしれないので少なくとも本番稼動までは箱などを取っておいたほうが良いでしょう。