3-14 配列変数

フォームにメモを置くだけで MemoMain.Lines[0], MemoMain.Lines[1], MemoMain.Lines[2],…が利用できるようになったように、普通の変数も1行の宣言だけでいくつもの入れ物を用意することができます。

例えば、a[1], a[2], a[3], …, a[100] というように、整数型の 100個の変数を用意するなら、次のように宣言します (このときの 1,2,3, …, 100 を添え字といいます)。

a: array[1..100] of Integer;

このように添え字のついた変数を、「配列」といいます。この宣言文で、a[1]〜a[100] が利用可能になります。この例のように配列を宣言するときには、「いくつの変数を用意するか」つまり「配列のサイズ」を指定しなくてはなりません。

コラム

他の Delphi の教科書を読んでみると、

MemoMain.Lines[2]

ではなく

MemoMain.Lines.Strings[2]

という記述が見つかるかもしれません。本来の書き方は後者なのですが、Delphi はどちらの書き方でも同じ物とみなすので、この講義ではより簡単な表記の前者を用いています。