
この学習を終えるといよいよ住所録の作成にとりかかるわけですが、その前にデータベースコンポーネントの在り方、一般的なデータベースアプリケーションの作成手順などを学習します。

データベースアプリケーションを作成する際にデータベースコンポーネントを使用するわけですが、上の図はデータの簡単な流れです。データセットコンポーネントとはTable、Queryの総称です。上の図を説明するとアプリケーションとデータベースをつなぐものがデータセットコンポーネントで、実際にデータを表示したり検索したりするDBGridやDBEditに対してデータを提供しているものがDataSourceです。現段階では上の図もこの文章も理解できないと思いますので、できれば暗記しておいてください。後ほど必ず理解できると思います。
一般的なデータベースアプリケーションの作成手順
1.データベーステーブルの設計と作成
アプリケーションが利用するデータベーステーブルを作成する。同時にエリアスも。
2.アプリケーションの画面設計
具体的に必要な機能、データ、利用するコンポーネントについて検討する。
3.ウィンドウ(フォーム)の作成
実際にフォームを作成し、コンポーネントを配置したり、プロパティの値を設定したりする。
4.イベントハンドラの実装
プログラムの実装(プログラムリストの記述)
5.実行(テスト)
実行画面の確認。エラーの修正。