
イベントハンドラの実装は、今回の住所録ではコンポーネントの機能でサポートされたため、ほとんどありませんでしたが、きちんと理解しましょう。
上のプログラムは[検索]ボタンをクリックしたときに、条件に一致するものを選択するというプログラムですが、それぞれ
Filtered := False は、フィルタ処理を無効にするという意味です。フィルタ処理とはテーブルに指定したデータにだけアクセスできる処理です。
Filter := 'NAME'='''+Edit1.Text +'''' は、NAMEがEdit1.Textと同じものを選択しなさいというもので、フィルタの条件に合ったデータだけを参照することができます。
Filtered := True は、フィルタ処理を有効にするという意味です。
次のプログラムは「検索」ページから他のページに切り替わるときに、フィルタ処理を無効にするというものです。なぜ無効にするのかというと、フィルタはTableコンポーネントに適用されるため、そのままだと「住所」ページで表示されるデータもフィルタが設定されたままになってしまいます。ですから、ページが切り替わるときのOnHideイベントとして記述します。