本プログラムでは、Button と Edit を使用し、SpinEdit のような効果を出しています。
ネコの数を入力する処理です。
これは基本的な効果ではありますが、使い方次第で色々な作業に応用が効くので、覚えておくと良いかもしれません。
プログラムでは
3-2 の、以下の個所になります。
//▲ボタン CATS は Integer 型、Edit に対応
procedure TCat.OCUPClick(Sender: TObject);
begin
CATS := CATS +1;
ButtonVisible;
end;
//▼ボタン
procedure TCat.OCDOWNClick(Sender: TObject);
begin
CATS := CATS -1;
ButtonVisible;
end;
//↑上記処理
procedure TCat.ButtonVisible;
begin
if CATS > 4 then CATS := 4
else if CATS < 0 then CATS := 0;
if CATS > 0 then ButtonMove.Enabled := True
else ButtonMove.Enabled := False;
ObjectCat.Caption := INTTOSTR(CATS);
end;
前章まではネコの鳴き声の再生については
TMediaPlayer コンポーネントを使用していましたが、
今回のプログラムでは
WindowsAPI というものを使用し、もっと簡単に音を再生しています。
3章、
MainUnit
等の
uses 節に
mmsystem が追加されていることを確認して下さい。
これが音を簡単に再生させる為の準備です。
この技術により、音を再生させたい個所で以下のコードを記述することによって、
サウンドの再生を可能にしています。
SndPlaySound(PChar('
ファイル名'),
フラグ);
フラグは再生方式のことで、
or を使用し、組み合わせて使うことが出来ます。
SND_LOOP 繰り返し
SND_ASYNC 非同期再生
SND_SYNK 同期再生
SND_NODEFAULTサウンドが見つからなくても、デフォルトの音源を使用しない
wav というフォルダ内に『se6.wav』『se7.wav』『se8.wav』
という3つのファイルがあった場合、背景音楽としてランダムに再生するよう設定がなされています。
試しに wav フォルダ内に wav ファイルを入れ、名前を変更してみて下さい。
ゲーム内で背景音楽が再生されることと思います。