既存クラスの利用
3-7 :解説2


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ここのページは Tips として使えるように作成した、おまけページです。
プログラムを作成した上で使用したちょっとした方法を載せています。

各セクションは前頁のように、簡単な説明方式を執っていきます。

□ スピンエディットの効果
□ 音の再生




  スピンエディットの効果

本プログラムでは、Button と Edit を使用し、SpinEdit のような効果を出しています。
ネコの数を入力する処理です。
これは基本的な効果ではありますが、使い方次第で色々な作業に応用が効くので、覚えておくと良いかもしれません。

プログラムでは
3-2 の、以下の個所になります。





//▲ボタン  CATS は Integer 型、Edit に対応
procedure TCat.OCUPClick(Sender: TObject);
begin
 CATS := CATS +1;
 ButtonVisible;
end;

//▼ボタン
procedure TCat.OCDOWNClick(Sender: TObject);
begin
 CATS := CATS -1;
 ButtonVisible;
end;

//↑上記処理
procedure TCat.ButtonVisible;
begin
 if CATS > 4 then CATS := 4
  else if CATS < 0 then CATS := 0;

 if CATS > 0 then ButtonMove.Enabled := True
  else ButtonMove.Enabled := False;

 ObjectCat.Caption := INTTOSTR(CATS);
end;



  音の再生
前章まではネコの鳴き声の再生については TMediaPlayer コンポーネントを使用していましたが、 今回のプログラムでは WindowsAPI というものを使用し、もっと簡単に音を再生しています。
3章、
MainUnit 等の uses 節に mmsystem が追加されていることを確認して下さい。

これが音を簡単に再生させる為の準備です。
この技術により、音を再生させたい個所で以下のコードを記述することによって、 サウンドの再生を可能にしています。



  SndPlaySound(PChar('ファイル名'),フラグ);


フラグは再生方式のことで、or を使用し、組み合わせて使うことが出来ます。

SND_LOOP 繰り返し
SND_ASYNC 非同期再生
SND_SYNK 同期再生
SND_NODEFAULTサウンドが見つからなくても、デフォルトの音源を使用しない



wav というフォルダ内に『se6.wav』『se7.wav』『se8.wav』 という3つのファイルがあった場合、背景音楽としてランダムに再生するよう設定がなされています。
試しに wav フォルダ内に wav ファイルを入れ、名前を変更してみて下さい。
ゲーム内で背景音楽が再生されることと思います。
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