この章では、TWinControl について細かく解説をしていこうと思います。
オブジェクト指向という概念からは少々道が反れますが、プログラミングをする上で重要と思われる個所なので個別にやっていくことにしました。
ここの章も前章(1〜3章)同様に、なるべく分かり易く記述しているつもりですが、どうしても分からない個所があったら何度となく前章に戻り、ちゃんと理解を深めた上で取り組んでみて下さい。
また、分かりづらい個所には特別なリンクを設置しています。
それらを参考に本章を進めていきましょう。
今からやること
1:まずはSection1 で出てきた
TWinControl 、
Self の二つについての理解を深めます。
2:次に TWinControl と継承の関係を探り、
3:最後に
オブジェクトの複数生成(ネコ盛りだくさん)を実感してみます。
用意するもの
Section1 で作ったプログラムを準備して下さい。
今回は継承をより分かり易いものにする為に、Section1 で作成したソースを元に、 Section2 でのソースを追加、比較してプログラムをしていきたいと思います。
・2枚のビットマップ ( 50×50ドットくらいが望ましい : 自分の好きな絵を左右対象に描きましょう)
・音源ファイル ( wav や mid など : 効果音として使用します)
Cat1.bmp
Cat2.bmp
Cat1.wav
ベースは Section1 と同じ感じですが、
新たに
TMemo コンポーネントを貼り付けて、
左図のように各コンポーネントを配置します。
以下にフォームやボタンの詳しい位置プロパティを記しておきました。
Section1 と同様に、これは自由に変更してOKです。
尚、変更してもいいプロパティは、
Height : Width
Left : Top
Lines : Caption
の6項目です。