7-2 色定数とTColor型について


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☆ 『Delphi入門』 7−2色定数とTColor型について ☆

  中間色の定義の仕方 

自分で適当な中間色を定義する際には、「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「ペイント」を使うと便利です。ペイントを起動した後、「」→「色の編集」で色を選ぶ画面が出てきます。そこで「色の作成」ボタンを押すと、中間色をピックアップできます。

好きな色をピックアップすると、画面の右下に赤・緑・青それぞれの輝度の値が出てくるので、これを16進数に直すと C++Builderでも同じ色が使えます。例えば上の例の場合、青が「140」、緑が「25」、赤が「225」であるので、「0X008C19E1」となります (濃い桃色)。

基礎課題7−1 解答
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このように、赤、緑そして青の輝度を指定する事により、256×256×256色の指定が可能になります。しかし、単純な青を表すために「0X00FF0000」などと一々書くのは不便です。そこで、C++Builderでは、青などの様によく使う色に限って「clBlue」という名前を割り当てているのです。これが色定数の"正体"です。ですからプログラム上は「0X00FF0000」と「clBlue」は同一です。

色定数の一覧についてはC++Builderのヘルプメニューから「TColor」を引くと、そこにまとめられています。あるいは、フォームなどColorプロパティを持つコンポーネントのオブジェクトインスペクタにおいて Color プロパティ欄をダブルクリックすることで、次のように表示されます。