応用課題8-1

デモンストレーション

 toolsユニット内の"道具"を使って簡単な図形を描いてみましょう。例として、下の図形を描いてください。
8-6 CG描画ソフトの作成(3) 
toolsユニットへの追加−


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☆ 『Delphi入門』 8-6CG描画ソフトの作成(3)-toolsユニットへの追加- ☆

すでに気づいたことと思いますが、toolsユニットのForm3は表示させる必要はありません。というよりも実はtoolsユニットにはフォームは必要ありません。toolsは純粋に描画ツールの道具箱としての意味を持っている訳です。このようにユニットは有用なツールの入った"道具箱"と捉えることができます。

 本節では、このtoolsに幾つかの描画ツール(手続き)を付け加えましょう。

基礎課題8-6

手続き Yoko と同様に、縦線を描く手続き Tatetools ユニットの中に作りましょう。また、この手続きを control ユニットの ButtonDrawClick から次のように呼び出してください。

画面にはなんというアルファベットが表示されますか?

基礎課題8−6 解答
基礎課題8-7

斜線を描く手続き Nanametools ユニットの中に作ってください。また、この手続きを control ユニットの ButtonDrawClick から次のように呼び出してください。なお、下例は「(0, 10) から (60, 40) に向かって(赤色の)直線を描きなさい」という命令の場合です。

 
      
基礎課題8−7 解答
基礎課題8-8

上で定義したNanameを用いて、正方形を描く手続き Squaretools ユニットの中に作りましょう。なお、この手続きは、

 
       

のように呼び出されます。上の例は、点(15, 25)を左上隅とし、一辺の長さが30の正方形を(赤線で)描くという意味です。

基礎課題8−8 解答
応用課題8−1 解答
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Rectangleメソッド
C++BuilderTCanvasオブジェクトには、四角形を描画するメソッド、Rectangleメソッドがあります。
Rectangleメソッドは、指定した2点を対角線とする四角形を描画します。四角形の描画には、CanvasPenプロパティで設定されているペンと、Brushプロパティで設定されているブラシを使います。
   
Rectangle(int x1,int y1、int x2、int y2);
x1,y1  :対角線を構成する点
x2,y2  :対角線を構成する点
このメソッドを利用して、以下の手続きを作ってみましょう。
    Delphiとの相違点