すべのコンポーネントには、「Name」プロパティがあります。Nameプロパティの値は、そのコンポーネントの名前を表します。プログラムの中からコンポーネントを参照するときの重要な手掛かりになります。

 コンポーネントをフォームに貼ると、「Edit1」「Edit2」「Label1」「Label2」など、コンポーネントの種類と数字を組み合わせた名前が自動的につけられます。

 コンポーネントのNameは自分で自由につけることもできます。また、C++Builderが自動的に付けた名前をそのまま付けても問題はありません。しかし、コンポーネントの数が多くなってくると、どれが何を表すコンポーネントかがわかりにくくなります。そのことを考慮し、コンポーネントがどのような役割を果たすのか考えて、できるだけわかりやすい名前を付けるようにしましょう。

注意 
Name」プロパティの名前は何でもよいのですが、1つのフォームの中では、コンポーネントに同じ名前をつけることができないので、注意してください。
以下では、説明の都合上「Name」を指定する場合があります。
1−6コンポーネントのNameプロパティ


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『Delphi入門』 1-6コンポーネントのNameプロパティ
『Delphi入門』 1-6コンポーネントのNameプロパティ

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基礎課題1−7 解答
基礎課題1-7

下のようなフォームを作ってください。
オブジェクトインスペクタの上の方にある下向きの三角(▼)をクリックすると、フォームと、フォーム上にあるコンポーネントが表示されています。ボタンが1つ、エディットが2つあることを確認してください。
  ここで、ボタンと、2つのエディットのNameプロパティを次のように変えてください。
コンポーネント Nameプロパティ
「コピー」ボタン ButtonCopy
上のエディット EditForm
下のエディット EditTo
もう一度、オブジェクトインスペクタの上のほうにある下向き三角(▼)ボタンをクリックして、何が変わったかを確かめて下さい。