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このプログラムは、キーワードを入力しないで「検索」ボタンを押すと「検索用キーワードを入力してください。」という警告が出るというものでした。しかし、一度警告が表示されると、その後キーワードを入力して「検索」ボタンを押しても警告は消えません。そこで、一度警告が出ても、その後ちゃんとキーワードを入力すると警告が消えるように、プログラムを改良しましょう。まずは、今までの知識の範囲で改良します。プログラムを次のように変えてください。(コンポーネントの名前があなたのものと違う場合は適宜読み替えてください。)
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正しく動く (警告が1度出た後でもキーワードを入れると警告が消える)
ことを確かめたら、プログラムを次のように変更してください。
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先ほどのプログラムと同じように動くことを確かめましょう。
クラスやメンバー関数を参照するときは「コンポーネント名->メソッド」という形で呼び出します。この例
EditMessage->Clear();は、EditMessage の Clear メソッドを呼び出しています。
絶対値を求める abs 関数と同様に、これらのプロパティは C++Builder に最初から備わっているものです。「プロパティはコンポーネントに最初から備わっている変数である」と言い換えることもできます。
そして実は、コンポーネントには変数 (プロパティ) だけでなく関数・手続きも最初からいくつか備わっているのです。このような関数・手続きをメソッドと呼ばれます。ここでは、エディットに備わっている Clear メソッドを使って、【基礎課題 4-8】で作った検索プログラムを改良してみましょう。
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コンポーネントパレットの中から、調べたいものをクリックし、「F1」を押します。(左の画面はエディットについて調べる例です。) | |
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すると、そのコンポーネントに関するヘルプが表示されるので、「メソッド」をクリックします。 | |
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すると、エディットのメソッド一覧が表示されるので、目的のメソッドをクリックします。 | |
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こうして、目的のメソッドの説明が表示されます。説明は難しい内容であることが多いですが、この教科書を読み進んでいくとある程度分かるようになります。 |