学習内容とねらい
本章では、連続する処理、”動き”のあるプログラムを作成します。
Windows3.1では、1つのアプリケーションが無限ループを作って処理を続けると、システム全体が停止してしまうため、定期的に処理を他に明け渡す必要がありました。ほぼ完全なマルチタスクと呼ばれる
Windows95が登場後は、無限ループを作って処理を続けても他のアプリケーションには影響は与えませんが、やはり処理を明け渡さないと、そのアプリケーションでマウスやキーボード入力などのイベント処理、ウィンドウの移動などができなくなりました。
そこで、このような処理を行う場合、
C++Builderも
Delphiと同様に、
Timerコンポーネントを使用します。
Timerコンポーネントは、シ
ステム内部で指定した間隔ごとにイベントを発生させるコンポーネントです。
この
Timerコンポーネントの活用方法を学習すると、プログラムを作るのが楽しくなると思います。
私の体験談
Timerコンポーネントを中心に使うこの章は、全くDelphiと同じものなので、容易に理解できてしまうと思います。しかし、応用問題では分岐処理や繰り返し処理などを使うところがあります。少々Delphiとは使い方が違ったので、第4章を振り返ってみたほうがいいかもしれません。ちなみに私は、何度も第4章に戻りました・・・。 |
|