エディットを使った足し算とスピンエディットを使った足し算が違うのは、Edit1->TextCSpinEdit1->Value の「」というものが違うためです。型には名前がつけられています。

プロパティ 型の名前 日本語名 データ形式 足し算の結果
Edit1->Text AnsiString 文字列型 文字(何文字でも) 14 + 31 = 1431
CSpinEdit1->Value int 整数型 整数 14 + 31 = 45
3-3 データの型


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『Delphi入門』 3-3データの型
練習問題

@ Edit1Width プロパティの型を調べてください。                    

A ButtonAddCaption プロパティの型を調べてください。                      

練習問題

SpinEdit1.Value に次の値を入れて、CSpinEdit1.Value 整数しか受け付けないことを確かめましょう。

  • 「2010」
  • 「百」
  • 「」 (何も値を入れない)
「ヘルプ」キーを使ってプロパティの型を調べられる場合もあります。ここでは、エディットの Text プロパティの型を調べてみましょう。

フォーム上にエディット (Edit1) を置き、オブジェクトインスペクタで Edit1 の 「Text」 をクリックし、「F1」キーを押してみましょう。

すると、

と表示されます。下の行から、Text プロパティは TCaption 型であることがわかり、上の行から、TCaption 型とはすなわち AnsiString 型 (文字列型) であることがわかります。

『Delphi入門』 3-3データの型

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C++Builderのデータ型

 C++Builder  Delphi 
整数型 int Integer
文字列型 AnsiString String
 Delphiとの相違点