練習問題

エディット」では普通の足し算はできませんでしたが、「スピンエディット」ではできました。そこで、まずは「エディット」から「スピンエディット」へのコピープログラムを作ってみましょう。次のようなフォームを作ってください。

コンポーネント Name
左のエディット Edit1
真中のスピンエディット CSpinEdit1
右のボタン ButtonAdd

下のようにプログラムを入力してください。

実行してみましょう。
3-4 型変換 (1)
―整数型と文字列型の相互変換―


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『Delphi入門』 3-4型変換(1)-整数型と文字列型の相互変換-

基礎課題3-2

上のプログラムを改変して、逆に、スピンエディットからエディットに値を移すプログラムを作りましょう。この場合、StrToInt() ではなく IntToStr() という命令を使います。

練習問題

プログラムを次のように変更して実行してみてください。

'int''TCaption' には互換性がありません」というエラーが出てしまいます。これは、「型が合いません」という意味のエラーです。

C++BuilderにもDelphiと同様に、データを文字列型から整数型に変換する StrToInt() という命令があります。Edit1.TextStrToInt() で包むと、データは整数型となり、CSpinEdit1->Valueに代入できるようになります。

型変換についてはこちらを参照にして下さい。
型変換関数
関数名 機能 例/説明
IntToStr
(整変数または定数)
整数をAnsiString型文字列に変換する IntToStr(CSpinEdit1->Value)
CSpinEdit1->Valueを文字列に変換する
StrToInt
(文字列)
AnsiString型文字列を整数に変換する StrToInt(Edit1->Text)
Edit1->Textを整数に変換する
StrToFloat
(文字列)
AnsiString型文字列浮動小数値に変換する StrToFloat(Edit1->Text)
Edit1->Textを浮動小数値に変換する
FloatToStr
(実変数または定数)
浮動小数値をAnsiString型文字列に変換する FloatToStr(12.345)
12.345を文字列に変換する
関数名なし 浮動小数値(実数型)を整数に変換する int a = a * 3.0
命令がなくても自動的に切捨てとなる
     Delphiとの相違点     
『Delphi入門』 3-4型変換(1)-整数型と文字列型の相互変換-

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基礎課題3−2 解答