これから Delphi による、継承を使った簡単なプログラムを作成したいと思います。
継承とは一体何なのか? をメインテーマに、まずはプログラムを作成する為の下準備をしましょう。
ではまず、
ここからファイルをダウンロードして下さい。
ダウンロードしたファイルは、これから学習するファイルです。
1-2 から 1-6 までのプログラムと全く同じ内容が記載されているので、
プログラムのソースはこのファイルと照らし合わせて学習していきます。
■ アドバイス
もしもプログラミングに自信があり、これから自分なりのプログラムを組んでいこうと考えている方は、
敢えてファイルを使用せず、自らプログラミングを組んでみると良いでしょう。
(卒業研究を進めようとしている方にお勧めです)
これから3種類のネコが出てくるプログラムを作成します
一匹目のネコは表示のみ
二匹目のネコはクリックすると音を鳴らします。
三匹目のネコはクリックすると音を鳴らし、更に左右に動きまわります。
ネコがちゃんと歩く動作をすればアニメーションの様になって見栄えもいいのでしょうが、
今回の場合は
最も簡単なオブジェクト指向プログラミングというコンセプトなので、
敢えて単一のビットマップを使用したいと思います。
■ 用意するもの
・2枚のビットマップ ( 50×50ドットくらいが望ましい : 自分の好きな絵を左右対象に描きましょう)
・音源ファイル( wav や mid など : 効果音として使用します)
Cat1.bmp
Cat2.bmp
Cat1.wav
このように各コンポーネントを配置しています。
以下にフォームやボタンの位置プロパティ等も記しておきましたが、これは自由に変更してOKです。
尚、変更してもいいプロパティは、
Height : Width
Left : Top
の4項目のみです。
実際に dpr ファイルを開き、フォームを見てみましょう。